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「…誰だお前は」
男が唸るようにグルッペンへ言う。
gr「それを貴様に言う義理はないな」
「何をしに来た？」
グルッペンはニヒルな笑みを浮かべる。男のものよりも更に影のある顔だ。
gr「我々は一切、テロリストとの交渉には応じない。貴様らの要求を全て拒否する」
「…こいつらがどうなってもいいのか？」
そこにいる全員の銃口が私と三人に向けられた。
gr「ふむ…それは我々のセリフだ」
刹那、部屋の電気が消され、外から爆発音と共に沢山の光が入ってくる。曳光弾だとすぐに分かった。一気に明るくなった室内。テロリストたちはその光を直接見てしまったらしく、目を押さえる者、パニックになる者がいた。慌ただしくなる室内。部屋の明かりが灯され、気づいた時には中には軍隊と特殊部隊がテロリストに向けて銃口を向けていた。
gr「大人しく降伏しろ」
「こいつはどうする？」
「っ、」
男は後ろからこめかみに銃をつきつけた。それを見たグルッペンはふんと鼻を鳴らす。
gr「大人しく降伏しろと言ったのだがな」
刹那、後ろから凄い衝撃がやってきた。床に倒れ、すぐさまグルッペンに手をひかれる。さっきまで自分がいた場所を見ると、そこにはうつ伏せになる男と、その上に跨り首元へトントンに渡したナイフをつきつけているひとらんがいた。
ht「言ったよな？覚えてろって」
「なんだ、日本刀は取り上げただろ？」
ht「別に日本刀なんていらねーよ。こんぐらい短い方が心臓に届いた時に分かるだろ」
ひとらんは首元にあてていたナイフを、背中越しに心臓がある場所へ移動させる。グルッペンは私と彼らの間に入り、彼らから私を隠した。
ht「ゆっくり差し込んでやるよ。自分が死ぬ感覚が分かるなんて最高だと思わない？」
tn「ひとらんやめとけって」
トントンが止めに入るが、ひとらんは何も言わずに背中へ切っ先を向けたままだ。
gr「テロリストを全員拘束しろ」
グルッペンの一言に軍と特殊部隊が一緒に動いた。各々テロリストに手錠をはめたり、抵抗する者にはそれぞれ制裁を加えているようだ。トントンはリーダーの手に手錠をはめ、「ちょっと落ち着け」とひとらんをよかす。シャオロンはその場にいた男の手を拘束し、銃を蹴って遠くへやった。
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Alex(プロフ) - honaさん» 更新遅れて本当にすみませんでした…！設定は細かく作っておりまして、そのメモ帳をお見せしたいくらいです…！また更新していきますので、しばらくお待ちくださいませ！ (2019年5月12日 22時) (
レス) id: 6059f767f4 (このIDを非表示/違反報告)
hona(プロフ) - この作品も続きをずっと楽しみにしていたので、更新とても嬉しいです！！お疲れ様です！Alexさんの作品はどれも世界観やそれぞれの設定が細かく丁寧に考えられているのでとても好きです！これからも応援しています！長文失礼いたしました！ (2019年5月12日 18時) (レス) id: 48a2501d4d (このIDを非表示/違反報告)
変なカピバラ(プロフ) - 貴方の書く作品が好きです。構成もよく出来ていると思います、次の更新楽しみにしていますね。 (2018年7月29日 5時) (レス) id: d41689c471 (このIDを非表示/違反報告)
星猫(プロフ) - 作者様の作る話の構成がとても好きで何度も読みなおしています。また、続きが更新するのを楽しみにしています。今更のコメントをお許しください。応援してます。 (2018年3月30日 12時) (レス) id: 6c04e61fd9 (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - リサさん» 続き更新します！もう少しだけお待ちください…。ちょっとだけ構成を練っておりまして、いまストップしておりました。少々お待ちくださいませ！ (2018年3月6日 21時) (レス) id: 89bb6061f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alex
| 作者ホームページ：http://nanos.jp/xxdreamxxalex02/
作成日時：2018年1月11日 22時
