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「君は、その考えを国連議会が認めてくれると思うのか？」
国連議会、それはこの世界を取り仕切っている議会のことだ。各国の代表一名からなり、平和維持活動を目的として他国へ干渉したり、助けたりしている。勿論我々の国も所属している。
「認めてくれる、くれないじゃない。…これ以上自分達と同じような目に合う奴を見たくないだけだ」
彼は少々エルゾ国の訛りを混じらせながら話す。
「助けてくれないか？…あんたが言えば他の国の子供達を救えるんだろ？」
「散々私を侮辱した挙句、助けてくれだと？」
「違う。俺達じゃない。…子供達だ」
男はすがるようにこちらを見る。
「無理な話だ」
そもそも、軍事大臣にできるような話ではない。それに、国単位で他国へ干渉することは国際法で禁じられている。勿論私達もその法律に賛成していた。
「…そうかい…」
男はゆらりと立ち上がり、顔を上げた。
「それじゃあ、交渉決裂だ」
狂気に満ちた男の顔が目の前に迫り、世界が反転した。
「っ、やめろ！ここで私を殺せばお前達の計画自体が無くなるぞ！」
「ああ、そんなことはしない！股を開いて声をあげておけばいいさ！」
「ふざけんな！」
「聞いていれば、貴族の娘の割に俗な言葉を使う女だな…。まずは、黙らせるところから始めるか」
「やめろ！」
男は私の腕を床に押さえつけ、顔を近づけてきた。顔を逸らしたが、代わりに首へ顔をうずめる。
「うっ、やめろ！ふざけんな！」
ぬるぬると舌を鎖骨に這わせた。
「なあ、どうやって大臣になった？美人大臣なんて言われてさぞ気分がいいだろ？そういえばさっき、部下とも濃厚なことやってたじゃないか！士気が高まるようなことしてんだろ？」
「ゲス野郎が！」
悔しくて悔しくて、今私の置かれている状況も鑑みずに男を蹴り上げようとしたがそれは奴の脚に組み敷かれて阻止される。
「じゃあ、俺らみたいなテロリストとも楽しんでくれるよな？」
「誰がお前らみたいなのとやるかよ！」
男はニヒルな笑みを浮かべた。
「残念だな。時間稼ぎは終わりだ」
gr「そのようだな」
「「っ、」」
私と男は同時に声のした方へ顔を向けた。ここにいるはずのない男の声がしたからだ。
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Alex(プロフ) - honaさん» 更新遅れて本当にすみませんでした…！設定は細かく作っておりまして、そのメモ帳をお見せしたいくらいです…！また更新していきますので、しばらくお待ちくださいませ！ (2019年5月12日 22時) (
レス) id: 6059f767f4 (このIDを非表示/違反報告)
hona(プロフ) - この作品も続きをずっと楽しみにしていたので、更新とても嬉しいです！！お疲れ様です！Alexさんの作品はどれも世界観やそれぞれの設定が細かく丁寧に考えられているのでとても好きです！これからも応援しています！長文失礼いたしました！ (2019年5月12日 18時) (レス) id: 48a2501d4d (このIDを非表示/違反報告)
変なカピバラ(プロフ) - 貴方の書く作品が好きです。構成もよく出来ていると思います、次の更新楽しみにしていますね。 (2018年7月29日 5時) (レス) id: d41689c471 (このIDを非表示/違反報告)
星猫(プロフ) - 作者様の作る話の構成がとても好きで何度も読みなおしています。また、続きが更新するのを楽しみにしています。今更のコメントをお許しください。応援してます。 (2018年3月30日 12時) (レス) id: 6c04e61fd9 (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - リサさん» 続き更新します！もう少しだけお待ちください…。ちょっとだけ構成を練っておりまして、いまストップしておりました。少々お待ちくださいませ！ (2018年3月6日 21時) (レス) id: 89bb6061f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alex
| 作者ホームページ：http://nanos.jp/xxdreamxxalex02/
作成日時：2018年1月11日 22時
