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「オークラ！！オークラオークラオークラっっっ！！！」
トイレに行ったショータが大声で僕を呼ぶ。
その声は危機迫ったものがあったし、めちゃくちゃ動揺してる声やったし。
「ショータ！？」
慌ててマルと二人、トイレまで走ってったんやけど。
ドアの前に座り込んでもうてるショータが、泣きそうな顔して僕らを見上げる。
ほんでそのショータを見てる僕らもポカンとコトバも出せずにじっと見つめてもうてる。
「ふく・・・破れてもうたぁ・・・」
「「・・・・・・」」
見た目のサイズはまだ幼稚園にやっと行きだしたぐらいやったショータが。
少なくとも僕には小学生ぐらいには見えた。
初めてヤスと会うた時に近いぐらい、ショータはおっきなってる。
「成長・・・した」
「こない急におっきなりはるんや、途中あれへんやん」
「・・・うん、途中・・・無かったね」
「昨日めっちゃ洋服買うたのに・・・」
「なんか・・・ごめん」
座り込んでもうてるショータに着とったパーカーをふわんて掛けて、大丈夫？て聞いてみる。
めっちゃ困った顔しとうショータやったけど、すぐにぎゅう！て僕に抱き着いて「なんかこわい」てちっさい声で言うとった。
ぽんぽん、てショータの背中を抱きながら「大丈夫やで？」って言うしかできひんかったけど、何が大丈夫なんかは解らんかったし、聞かれても答えようが無かった思うねんけど。
ショータは何も言わんと、ただぎゅうてずっと抱き着いとうままやった。
「マルごめん。クローゼットから何か着れそうな服持ってきたってくれへん？」
「あ・・・うん、せやな」
取り敢えず洋服着よな？てショータに言うたら、こくんて頷いてゆっくりその顔を上げて僕を見る。
目ぇにいっぱいナミダ溜めてもうて、めっちゃ不安になってるんやろなて思うたから。
そんままぎゅうて抱き締めて。
大丈夫やで？何も怖い事なんか無いよ、て。
そない在り来たりな事しか言われへんかった。
僕の服を着せてみたけど、やっぱりサイズがデカ過ぎて服の中で泳いでるみたいに見える。
ギュってベルトで締めてもカラダが細すぎてブカブカやし。
「また洋服買いに行かなあかんなぁ」
「あとで一緒行こう」
「皆でお買いもんやね♪」
立ち上がったショータを抱き締めたカンジからしたらヤスよかまだちょっと小さい、かな。
多分、僕と出会うちょっと前ぐらいのヤスぐらいちゃうかな、って。
まだ抱き着いたまんまのショータを見て、思うてた。
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チビ - ∞ が ゲームの中から出て来たら嬉しいけど1人1人めんどくさそう (2016年10月22日 18時) (
レス) id: e19226b261 (このIDを非表示/違反報告)
君の名は - ♪ 来るぅ~ きっと来る きっと来る (2016年10月22日 18時) (レス) id: e19226b261 (このIDを非表示/違反報告)
青リンゴ - とてもおもしろいです(^^♪ (2015年8月28日 18時) (レス) id: 97f1448700 (このIDを非表示/違反報告)
青リンゴ - 更新されてて嬉しいです！これからも頑張ってください♪ (2015年8月16日 9時) (レス) id: 1de4a12896 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみだいふく(プロフ) - うわあ
あれ貴族さんの作品が更新されとる！と思ってテンションあがりまくりました笑
更新頑張ってください！
(2015年7月16日 22時) (携帯から) (レス) id: 78d0f07a77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あれ貴族
| 作者ホームページ：@lovlylovealex ←Twitter account
作成日時：2014年1月22日 22時
