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「・・・ショータに聞いたん？」
「うん。ショーちゃんが着とったエイトスーツかわええなぁ？ママが作ってくれたん？て聞いたらな？」
「オークラがそこのアイテムショップで買うてくれてん！て」
マルの目線の先にはウチにあるパソコン。
じっとそのパソコンを見とったマルが振り返って、じっとオレを見る。
「・・・せやねん。最初はケータイのゲームアバターやってんよ、ショータは」
「信じられんと思うけど。オレだって信じられへんもん」
はあ、て溜息ついて俯いたオレ。
せやけどマルは「そうかぁ」言うて、どないな事やったん？て聞いてくれた。
いつの間にか知らんアプリが入っとって、ヤスの画像でアバター作った事。
エイトスーツとかオレのスケジュールとかをゲームのアバターが把握しとんにビビって情報抜かれとんちゃうかて思うて亮ちゃんに電話した事。
亮ちゃんはそんなん知らんくて、配信元を探そうとしてパソコンに繋いだ事。
ほんで。
そのパソコンからショータが出てきた事。
信じられへんと思うけど、て最後に言うて。
ちょっと耐えられんぐらいの沈黙の後、それまで黙って話を聞いとったマルがぼそっと言うた。
「メンバーの仕事の時、ショーちゃんみてくれるヒト探さなあかんねぇ」
「え？」
「ショーちゃんが何やていうんは現実に目の前におんねんからさぁ、今考える事とちゃうやんかぁ？」
「・・・うん」
「せやけど大倉もボクも毎日一日中ショーちゃんの事みられへんやん？」
「マル？」
「ボクらがショーちゃんとおられへん時、みてくれるヒト探そうや」
「・・・マル？」
「だって大倉、ショーちゃんほっぽり出せるん？誰かに押し付けられるん？」
「・・・・・・」
「世の中フシギな事まだまだぎょうさんあんねんなぁ」
ありがとう、て。
俯いたまんま絞り出すんが精一杯やった。
誰にも言われへんし、誰にも頼る事出来ひんてアタマん中ぐるぐるなってもうてたオレに、ショータはそこに在る、て言うてくれたマルに向かって。
そう言うんが精一杯やった。
「メンバーには言わん方がええかもしれんね」
「・・・うん」
「この先の大倉の解る範囲のスケジュール教えてくれへん？ボクのと照らし合わせてみるさかい」
何でマルがこないショータの事に乗り気になってくれたんかはよう解らんかったけど。
せやけど、深く突っ込む事もせえへんマルに感謝しか無いてのが今のオレやった。
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チビ - ∞ が ゲームの中から出て来たら嬉しいけど1人1人めんどくさそう (2016年10月22日 18時) (
レス) id: e19226b261 (このIDを非表示/違反報告)
君の名は - ♪ 来るぅ~ きっと来る きっと来る (2016年10月22日 18時) (レス) id: e19226b261 (このIDを非表示/違反報告)
青リンゴ - とてもおもしろいです(^^♪ (2015年8月28日 18時) (レス) id: 97f1448700 (このIDを非表示/違反報告)
青リンゴ - 更新されてて嬉しいです！これからも頑張ってください♪ (2015年8月16日 9時) (レス) id: 1de4a12896 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみだいふく(プロフ) - うわあ
あれ貴族さんの作品が更新されとる！と思ってテンションあがりまくりました笑
更新頑張ってください！
(2015年7月16日 22時) (携帯から) (レス) id: 78d0f07a77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あれ貴族
| 作者ホームページ：@lovlylovealex ←Twitter account
作成日時：2014年1月22日 22時
