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誰かを探さなあかんて誰に言うたらええんやろ。
まだグスグス泣いとうショータを抱き上げながら、無情に流れてく時間に溜息つきながら思うてた。
「ショータ、オナカ空いてへん？」
「・・・すいたぁ」
「何か食べよか？お餅無いねんけど何やったら食べられる？」
「オレ、オムライス食べたいけど・・・ええ？」
「うん、ええよ。ほんならちょっとそこ座って待っとってくれる？」
今日程自分が料理作れて良かったて思うた日は無いかもしれんなぁ。
カウンターの向こうのリビングにペタンて座ってこっちを見とうショータに笑い掛けながらそう思う。
オムライスを作りながら、ショータの預け先で一番に思い付いたのんは保育園。
せやけど保育園て今日頼んで今日預かってくれるもんなんやろか。
そういうたらメイクさんか誰か忘れたけど、保育園が空いてへんから困ってるて言うてた気ぃする。
「・・・取り敢えず、今日や・・・」
ポン、と皿の上にホカホカのオムライスを乗せて「ショータ」てケチャップで描いてみる。
少しでもショータが元気なればええて思うたからやけど、ダイニングの椅子に座らせたショータは字ぃがまだ読まれへんのか期待したリアクションが無くてちょっと肩透かし。
「はい、食べ？熱いから気ぃ付けてな？」
「ありがと、オークラ・・・でもな？オレ届けへん」
「あ」
まだちっこいショータ。
椅子にそんまま座らせたらアゴのとこにテーブルがきてもうて、それじゃ食べられへん。
ヨイショ、てショータを膝に乗せて「自分で食べれる？」て聞いたら「うん！！」てぱくぱく食べ始めたんを見て少しだけホっとした。
「・・・しゃーない・・・今日だけや」
ショータを膝に乗せたままケータイを掴んでコールする。
この際何だかんだ言うてる場合とちゃう。
「もしもし？マル？今からヒマ？」
藁にも縋る思いで電話したんはマルのとこ。
歳の離れた兄弟の面倒みとったってのと、必要以上の事を話せへん事と。
マルやったら助けてくれるんちゃうやろか、て思うたから。
「うわー！！めっちゃかわええやん〜♪」
ヒマやないけどどないしたん？て言うてくれたマルに、ウチにおる子供の面倒みてくれへん？てダイレクトに言うたオレ。
誤魔化す時間も無かったしムリや言われたら次の事考えなあかんかったし。
電話の向こうのマルは一瞬黙ってもうたけど、30分ぐらいで行ける思うけどええ？て、言うてくれてココロの底から安堵した。
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チビ - ∞ が ゲームの中から出て来たら嬉しいけど1人1人めんどくさそう (2016年10月22日 18時) (
レス) id: e19226b261 (このIDを非表示/違反報告)
君の名は - ♪ 来るぅ~ きっと来る きっと来る (2016年10月22日 18時) (レス) id: e19226b261 (このIDを非表示/違反報告)
青リンゴ - とてもおもしろいです(^^♪ (2015年8月28日 18時) (レス) id: 97f1448700 (このIDを非表示/違反報告)
青リンゴ - 更新されてて嬉しいです！これからも頑張ってください♪ (2015年8月16日 9時) (レス) id: 1de4a12896 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみだいふく(プロフ) - うわあ
あれ貴族さんの作品が更新されとる！と思ってテンションあがりまくりました笑
更新頑張ってください！
(2015年7月16日 22時) (携帯から) (レス) id: 78d0f07a77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あれ貴族
| 作者ホームページ：@lovlylovealex ←Twitter account
作成日時：2014年1月22日 22時
