逢引アクアリウム-1 ページ9
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「あーエンゼルフィッシュちゃんじゃーん。ひさしぶりー」
……エンゼルフィッシュ？
鏡舎でラギーと一緒にるところに間延びした話し方で私に近づいてきたのは、オクタヴィネルの制服を着ている生徒だった。
「……誰？」
「ひっどいなー。俺たち親友じゃん。たこ焼き奢ってくれるって約束忘れたの？」
「ちょっとフロイド君！ レグルス君の忘れっぽさを利用して何サラっと親友宣言してるんスか。やめてください。約束とか絶対嘘ッスよね」
「あは。バレた？ だってさすがに俺のことは忘れないと思ってたのに。俺寂しー」
レグルスの忘れっぽさを利用して名前を聞き出そうとしたら、レグルスの忘れっぽさを利用した詐欺に引っかかりそうになった。
ラギーが一緒にいてくれてよかった。
「ねえねえ、エンゼルフィッシュちゃん、放課後ヒマ？ モストロ・ラウンジに遊びに来てよ」
「モストロ・ラウンジ……？」
はじめて聞く単語だ。
……いや、どこかで聞いたことがあるような？
聞いたというか見たというか……なんかの雑誌？
「オクタヴィネルが学内で経営しているカフェッスよ」
「カフェ？」
「俺もたまに臨時でバイトしてるんスけど、レグルス君はそういうのには興味ないッスよね」
「……行ってみたいかも」
「え？」
ラギーの言う通り、レグルスの興味を引く施設ではない。
レグルスとして過ごすなら興味のないふりをするべきところだが、いろいろやらかしてしまっている私はもうそこにこだわることを諦めた。
私、気になります！
「マジ？ やったー。新規のお客開拓しろってアズールに言われてるんだよねぇ」
「やっぱりそれが狙いだったッスか」
「んじゃ、行こ〜」
「え」
「あ、待ってくださいッス！」
逃がさないと言わんばかりに小脇に抱えられ、オクタヴィネルの鏡に吸い込まれていく。
え、今すぐ行くつもりはないんだけど。
──と、言う間もなくオクタヴィネル寮に移動し、例のモストロ・ラウンジに案内された。
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月歌兄弟(プロフ) - タイトルの通り、読み手も困惑しておりこれは続編なしではみられません！続編待ってます！(意:めちゃくちゃ面白いので続き見たいです) (11月11日 16時) (
レス) id: 175212f014 (このIDを非表示/違反報告)
ぺあ - き゜ゃぁぁぁぁぁ！！()やっとね！！やっとね！！おほほほほ！！！(こんなにも面白い作品を恵んでくださりありがとうございます！) (11月4日 21時) (レス) id: 04768797e7 (このIDを非表示/違反報告)
こめお(プロフ) - 需要ありまくりです！！続き待ってます！！！！引き続き執筆頑張ってください！ (11月4日 13時) (レス) @page24 id: 121e674881 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑪瑙
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=agate0320
作成日時：2023年10月21日 20時
