内密リアルネーム-1 ページ15
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魔法式卓上フライヤーをゲットしてしまった。
夕食の食材を買いに来ただけのはずだったのに、偶然セール品の中から見つけてしまい、衝動のままに購入した。
これで食堂の厨房を借りずともレオナ様の部屋でも揚げ物ができるぞ。
「今日は串カツにしようかな」
「スターフィールド」
「！」
鏡舎に向かって歩いていたところを呼び止められて振り返る。
「マレウス先輩！」
「機嫌がいいな」
「はい。お得な買い物をしたもので。マレウス先輩はお散歩ですか？」
「そうだ」
授業が終わって生徒たちはそれぞれの時間を過ごしている。
部活に参加したり、勉強したり、友達と遊んだり。
私は大抵、レオナ様の部屋の掃除と洗濯と夕食の買い出しをして、空いた時間に勉強をしている。
「体調はどうだ」
「あれからは問題ありません。少しずつ慣れてきたみたいです」
「それはよかった。また遊びに来るがいい」
「はい。ぜひ」
リリアも待ってる、とマレウス様は私の頭を優しく撫でた。
「暗くなってきたな。鏡舎まで送ろう」
「え、でも……」
マレウス様の手を煩わせるわけには……と考えたいると、私が抱えているフライヤーの箱が消えた。
「遠慮するな。重いだろう。僕が持とう」
「あ、ありがとうございます！」
思ってたより重くて、寮まで手が持つかなと心配していたことに気づいていたのか、それとも私の本来の性別を知っていて女の子扱いしてくれたのか。
マレウス様の優しさが身に染みる……！
今度お菓子を持ってお礼に伺おう。
「ここでの生活は慣れたか」
「はい。ずっといてもいいくらいです」
それは言いすぎか。
でもそれくらい私はこの場所が気に入っていた。
レグルスの代わりに通えと言われた時はどうなることかと思たけど、それなりに楽しくやっている。
「こうやって、マレウス先輩やリリア先輩とも出会えましたし」
「ほう、それはそれは」
マレウス様は嬉しそうだった。
それから並んで歩きながら鏡舎までの道のりを何気ない会話で楽しんだ。
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月歌兄弟(プロフ) - タイトルの通り、読み手も困惑しておりこれは続編なしではみられません！続編待ってます！(意:めちゃくちゃ面白いので続き見たいです) (11月11日 16時) (
レス) id: 175212f014 (このIDを非表示/違反報告)
ぺあ - き゜ゃぁぁぁぁぁ！！()やっとね！！やっとね！！おほほほほ！！！(こんなにも面白い作品を恵んでくださりありがとうございます！) (11月4日 21時) (レス) id: 04768797e7 (このIDを非表示/違反報告)
こめお(プロフ) - 需要ありまくりです！！続き待ってます！！！！引き続き執筆頑張ってください！ (11月4日 13時) (レス) @page24 id: 121e674881 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑪瑙
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=agate0320
作成日時：2023年10月21日 20時
