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雷が唸る大雨の中
彼は傘も差さずに俺のアパートへやってきた



「ごめんね高木、こんな時間に…」



そう言って無理やりはにかむ彼の顔には大きな赤い腫れ








俺は彼の手を引いて部屋の奥へ進む
風邪をひかれては困る、と風呂へ押し込んだ








「お湯、今入ったばかりじゃないの?
俺 全然後でいい、高木 先入りなよ」



伊野尾くんのために入れておいた、なんて口が裂けても言えない





「いいから入って。俺何か食べるもの作っておくから」




ありがと と、か細い声を背中で受け取り
浴室を後にした





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作者名:ALEN | 作成日時:2023年6月4日 16時

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