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・A side
「慧君！」
リハビリルームのソファに腰をかけた慧君を見つけて大きく手を振る。
慧君は少し恥ずかしそうに小さく振り返してくれた。
「リハビリ中？」
「うん。だいぶ歩けるようになったんだ。」
慧君の親は、普段から逃げられないようにって言って慧君の足に重りをつけていたそうで、歩くことを禁止していたようだ。
だから、慧君の足首は異様なまでに細くて、長い距離を歩くことが困難だそう。
「今日は、この道往復したんだ。」
「すごいじゃん！でも無理はダメだよ？」
ありがとう、と微笑む慧君は初めて会った時と別人のように明るくなった。
「…今日はね、お話があってきたの。」
慧君の隣に座ってそういうと、彼は何かを察して泣きそうな顔になった。
「……涼介のことでしょ？」
「…面会、嫌だって断られちゃった。」
遠回しに言ったり 誤魔化したりして伝えるより、素直に伝えた方が彼のためだろうと思った私は真実を伝えた。
「…涼介、俺の嘘暴いちゃった？」
「……うん。」
そっか、と言って微笑む慧君。
「俺は別に大丈夫。涼介の幸せの方が大切だから。」
「慧君、そのことなんだけどっ」
「いい。…もう、良いよ。
涼介は俺といたら不幸になるんだ。
本当はバラバラの家庭で生まれてきた方が良かったんだよ。」
「慧君！」
さすがに言いすぎだ と注意しようとしたが、慧君は看護師さんに連れられて病室に戻ってしまった。
「…慧君も涼介君も、お互いのことなんにも分かってないんだね。」
・
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ALEN(プロフ) - あいりんごさん» 一時的な非公開となります(汗)申し訳ありません！ (2018年11月20日 22時) (
レス) id: ce411aa3e2 (このIDを非表示/違反報告)
あいりんご(プロフ) - 第2弾のパスワードは一時的な非公開ですか？そうじゃない場合パスワードのヒント教えてもらえますか？ (2018年11月20日 20時) (レス) id: 59491e1cca (このIDを非表示/違反報告)
ALEN(プロフ) - ハイジさん» はい！第二弾でお話させていただくと思います！ (2018年7月14日 18時) (レス) id: ce411aa3e2 (このIDを非表示/違反報告)
ハイジ(プロフ) - とても面白いです。大ちゃんが大人と子どもの前だと態度が変わるのにも理由があるんですか？ (2018年7月14日 14時) (レス) id: 465c4b3a59 (このIDを非表示/違反報告)
杳葉謠 - すっごく面白いです！まさかちぃちゃんが人格として登場するとは…！今まで沢山話読んできましたが、こういう話は初めてで、読んでて楽しいです。これからも楽しみにしています！！ (2018年7月13日 23時) (レス) id: d79e1a4c43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALEN
| 作成日時：2018年1月21日 21時
