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・yt side
「山、ちゃん…何その腕…」
ある日、セブンでの取材の時に山ちゃんに会うと
山ちゃんは左腕に包帯をぐるぐる巻にしていたのだ。
「あぁ、これ？大したことないよ」
大したこと無かったら、包帯なんてしないでしょ…。
俺が山ちゃんに問いかけようとすると知念が慌てて俺の歩みを止める。
「涼介さ、この前転んじゃって、その時に腕ぶつけてちゃってさ…」
はは、と笑う知念は、今までに見たことないような悲しい表情をしていた。
これ以上聞いてはダメだ、と察した。
「そっか…山ちゃん、大変だったね。」
「うん、ほんとダサいよな。」
ニコリと笑う山ちゃんも、いつもとは違って儚く見えた。
圭人も何かを察していて、泣きそうな顔をしていた。
山ちゃん、隠したって無駄だよ…
俺ら…何年一緒にいると思ってるんだよ。
「…山ちゃん、俺らのこと、信じられないの？」
不意に出てしまった言葉だった。
山ちゃんは驚いた顔で俺を見つめる。
「……そ、れは…その…」
「山ちゃん…俺と圭人はもう分かってるよ…山ちゃんが抱えてるものが、大きすぎるんだって…」
「裕翔…やめてよ…涼介は悪くないもん。」
知念は山ちゃんを優しく抱きしめてそう言った。
「……ごめんなさい…ごめんなさい…」
山ちゃんはひっくひっく、と泣き出してしまった。
「山ちゃん…？どうして謝るの？」
「圭人…ごめんね、裕翔も、ごめんなさい…っ、ごめんなさい…！」
「涼介、涼介！ねぇ、もういいよ…！やめてよ、ぉ…」
知念が山ちゃんを抱きしめた時、腕の包帯がはらりと取れた。
「っ？！」
その腕には、無数の傷がつけられていた。
「ひっ、や、見ないで！」
山ちゃんは怯えきった目で俺たちを見つめて走って楽屋から出ていった。
「……裕翔、最低。」
知念は静かにそういって山ちゃんを追いかけた。
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ALEN(プロフ) - orangeさん» リクエストありがとうございます！ですがただいまリクエスト停止しているので、溜まっているリクエストが書き終えたらまた募集をかけます！その時にもう一度お願いします。お手数お掛けしてすいません(汗) (2017年11月7日 16時) (
レス) id: ce411aa3e2 (このIDを非表示/違反報告)
orange(プロフ) - 自分の続きで、圭人がいじめられなくてホッとしていたら、大ちゃんが違うスタッフからいじめられ始めて、しばらくなった頃屋上から落とされてしまったけど、なんとか死なずにすんだけど、大ちゃんはストレスで感情失って…ってのが見たいです！ (2017年11月6日 23時) (レス) id: 7616a7344d (このIDを非表示/違反報告)
ALEN(プロフ) - 幸さん» お待たせしてしまい申し訳ございませんでした。汗 リクエストありがとうございました！ (2017年10月15日 19時) (レス) id: ce411aa3e2 (このIDを非表示/違反報告)
幸(プロフ) - 名前が変わってしまったんですが、御豈紗綾です。リクエスト、書いていただき本当にありがとうございました……！楽しみにしていたのですごく嬉しかったです！ (2017年10月15日 19時) (レス) id: 7864e3fc78 (このIDを非表示/違反報告)
ALEN(プロフ) - ちょんさん» ただいまリクエスト停止しているので、溜まっているリクエストが書き終えたらまた募集をかけます！その時にもう一度お願いします。お手数お掛けしてすいません(汗) (2017年9月30日 21時) (レス) id: ce411aa3e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALEN
| 作成日時：2017年8月9日 12時
