儚い君へ。 ﾗﾆｰﾉｰｽﾞ:ya ページ16
yamada side
もう蝉の声は少なくなって、
秋の虫たちが鳴き始める季節。
『あれ？健人？』
すっと耳に入ってきたんは
優しくて、
暖かくて、
自然と落ち着くような、
そんな声やった。
「A､､､？」
『久しぶりやなぁ。』
Aは高校の同級生で
俺の忘れられへん存在。
「今、この辺住んでんの。」
『うん。なんか健人、変わったなぁ笑』
そう言う君は、何も変わってない。
笑った時にできる目尻のシワ、
ゆったりとした喋り方、
俺が好きやったあの頃のまんま。
『せや。私の家ホンマに近いからさ、よかったらうちで飲まへん？』
「え、いいん？」
『ええよ。ゆっくり話したいし。』
そう言うて連れて来られたAの家は、
特別女の子らしいって訳やないけど
綺麗に整えられてる。
『適当に座ってや。』
「おん。ありがとう。」
『見てるでぇ。お笑いもバンドも。』
「ありがたいなぁ。Aは今何やってんの？」
『私はインテリアデザイナーやってるで。』
「え、夢叶えたんや。」
『ふふ、せやなぁ。』
Aは高校の頃からインテリアデザイナーを目指してて、
俺によくデザインの話をしてくれてた。
「ほんますごいわ。」
『健人もめっちゃ頑張ってるやん。』
少し酔って顔が赤くなったAに、
胸がグッと苦しくなる。
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莉乃 - ぷくぷくさん» ありがとうございます！ (2022年3月24日 21時) (
レス) id: dc9014f14a (このIDを非表示/違反報告)
ぷくぷく(プロフ) - 莉乃さん» リクエストありがとうございます。少しお時間を頂きますが、可能です。これからもよろしくお願いします。 (2022年3月24日 20時) (レス) id: 89fb78cbdd (このIDを非表示/違反報告)
ぷくぷく(プロフ) - 椎さん» リクエストありがとうございます。少しお時間を頂きますが、可能です。これからもよろしくお願いします。 (2022年3月24日 20時) (レス) id: 89fb78cbdd (このIDを非表示/違反報告)
莉乃 - リクエストお願いしたいのですが、フミの吉永さんで設定はお任せしたいのですが…よければ宜しくお願いします！ (2022年3月23日 21時) (レス) @page10 id: dc9014f14a (このIDを非表示/違反報告)
椎(プロフ) - いつも楽しく読ませて貰っています。リクエストですが、設定はおまかせで堂前さんとのお話読みたいです。良ければ検討お願いします、、、！ (2022年3月23日 5時) (レス) id: f500b029ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷくぷく | 作成日時：2022年2月8日 0時
