5 ページ5
*
「あーー、俺カシオレにしよっかな」
え、意外。この人こそビールが1番似合うのにな、なんで?
「元太がカシオレ??お前どうしたの今日!絶対いつも1杯目はビールじゃん」
「いやーたまには??なんか、ほら3人の美女を前に可愛こぶりたいっていうか?」
「は?なんだそれ(笑)まあ、いいか」
やっぱいつもビールなんだ。いきなり美女とか口説きモード入るし、この人やっぱチャラいしよくわかんない。
*
「すいませーん、注文いいですか?」
1番店員の近くにいたしめちゃんが注文してくれた。
飲み物が運ばれてくるのを待っている間も、元太くんを中心に話は止まらなかった。
「お待たせしました。ビールが5つとカシオレ1つですね。ごゆっくりどうぞ!」
「じゃあ、乾杯しよっか」
うみくんの合図でみんなグラスを持とうとしたその時、私の目の前のビールが消え、カシオレが現れた。
?????
「はい!!こっちがAちゃんの!お酒、苦手なんでしょ??」
え?なんで?
一瞬に事が詰まりすぎていて戸惑った。
「あーー、てかやっぱ俺ビール飲みたくなっちゃったから、交換してくれない?」
ニヤっていたずらな笑顔を向けてきた。
「あ、え、うん。わかった。ありがとう」
「Aちゃん、お酒苦手だったかーーなんだ!言ってくれれば他ので全然よかったのに!俺、みんなビールでいいよねとか言っちゃったーごめんね!」
乾杯をしようとしていたうみくんにも謝られてしまった。
「ううん、全然!こっちこそ乾杯しようとしてたのに止めちゃった!ごめんね」
「てことで、仕切り直して・・・乾杯!!」
368人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「TravisJapan」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぴぴ | 作成日時:2021年9月30日 23時