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出会い ページ3

「南南東ォ!次の場所は南南東ヨォー!」

鎹鴉がある少女に向かって話し掛ける。

『あらあらもう次のお仕事なの〜?鬼殺隊ってお休みないのかしらあ〜…』

少女は溜息を吐きながら困った顔を鎹鴉に向けて当たり前のように会話をしている。
そう、鴉が喋るのが当たり前のように。

「文句ヲ言ワズニサッサット行キナサイ!酒狂イ!」

『やあねえ〜、酒狂いだなんて〜。もっと他に言い方あるんじゃないかしらあ?』

そう言いつつ瓢箪を煽る。傍から見れば水を飲んでいるように見えるがそれは酒なのだ。

「アンタホドノ酒好キ見タコトナイワヨ!酒狂イ以外ナニガアルノ!」

『こんなの何処にでも居るわよお〜!ほんと悲しくなっちゃうから酒狂いはやめてほしいわあ…ん?ん〜?』

また一つ溜息を吐きつつ歩みを進めていると地面に黄色い物体を少女は見付けた。

よく見るとそれは金色の髪をした少年で地面に突っ伏して倒れているようだ。

『あらあらまあまあ、どうしたのかしらあ〜怪我でもしてるんじゃなあい〜?坊や大丈夫う〜?』

「ソンナ貧弱ソウナ奴ホットキナサイヨ!」

『そういう訳にもいかないでしょお〜?本当に怪我してたらどうするのよお〜、坊や〜?生きてるう〜?』

そう言いつつ背中をつんつんしてみるとピクっと反応して

『あらあ生きてるじゃないの〜』

ガバッと腰周りに抱き着いてきた。

『…あらあ?』

「結婚じでぐれえ゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙」

その光景を見た鎹鴉はハァと溜息を吐く。

「お願いだ結婚してくれ!いつ死ぬかわからないんだ俺は!!!だから結婚してほしいというわけで!!!頼む…頼むよ〜!!!」

『あらまあ…坊や大変なのねえ〜』

よしよし、と頭を撫でるとただでさえ号泣していたのをもっと大声を上げて泣き出す少年。

「そうなの!!!大変なの!!!鬼殺隊ってところに爺ちゃんに無理矢理入れられて!!!俺弱いのにぃぃぃ!!!無理絶対死ぬ!!!!だから今の内に結婚しときたいの!!!!!」

『坊や鬼殺隊なのお?奇遇ねえ〜私もよお〜』

「…え?えええええええ?!?!?!」

坊や…もとい少年は一瞬呆けた顔をして目玉が飛び出るんじゃないのかと言うほど驚いていた。いや、一瞬目玉が飛び出していた。

「こんな綺麗な人が?!?!鬼殺隊?!?!嘘でしょ!!!!」

『やあねえ、ちゃんと隊服だって着てるし刀も持ってるわよお〜』

「………ほんとだ……ズビッ」

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alchl(プロフ) - ジュラさん» うわああなってこった!ありがとうございますううう (2019年11月8日 17時) (レス) id: 77ecf8abec (このIDを非表示/違反報告)
ジュラ(プロフ) - 善逸の苗字漢字間違えてますよ!!「吾」No!!「我」Yes!! (2019年11月8日 17時) (レス) id: 7c545174f1 (このIDを非表示/違反報告)
alchl(プロフ) - 古池さん» 教えて頂きありがとうございます!即刻外しました! (2019年11月8日 16時) (レス) id: 77ecf8abec (このIDを非表示/違反報告)
古池 - オリジナルフラグが立ってますよー違反ですから外して下さいねー (2019年11月8日 16時) (レス) id: fc0682df6b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:alchl | 作成日時:2019年11月8日 15時

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