特別なモノ(弟者)※ ページ16
ーーー貴方の温もりが心地良くてーーー
彼女はいつも俺に会う時には俺がプレゼントした物を身に付けてくれる。ネックレスだったりピアスだったり指輪だったり。中でも彼女のお気に入りが俺が初めて彼女にプレゼントしたペアのドッグタグのシルバーネックレスだった。
俺の腕の中で気持ちよさそうに俺の熱を感じる彼女。それと同時に彼女の甘い声と視界に映るシルバーのドッグタグ。彼女の柔肌には少し無骨だが、お揃いのデザインのネックレスにお互いの名前が刻まれた証が、彼女の熱を感じる愛おしさとは別の至極特別な感情を感じる。
「A、これ気に入ってくれてるの?」
俺の隣でシーツの波に身を委ね、肩の部分から上を露出して布団に包まる彼女の首元のネックレスに触れた。熱が冷め、少し眠たげな彼女の瞳が俺に視線を向ける。
「うん、お気に入り。何で?」
「いや、プレゼントした中では結構男物よりになっちゃったからさ。いつもAが着てる服の雰囲気には合わないんじゃないかと思って・・・」
こう言ったペアのアクセサリーは男性が身に付ける事も考慮されどうしても男性寄りのデザインになる事が多いのだ。俺なりに彼女に合うデザインを探したがこれが精一杯だった。
【NEXT】
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アルバ - コメント有難うございます!殆ど自己満足みたいな文章で申し訳ない感じですが、そう言って頂けると嬉しいです!また温かいお言葉有難うございます( ´ ▽ ` )毎日猛暑ですが、ななしのゴンベイさんもお体に気を付けて下さいませ。 (2018年7月18日 23時) (レス) id: 5ec2af47b2 (このIDを非表示/違反報告)
ななしのゴンベイ(プロフ) - 確りとした世界観と、読みごたえある文章に惚れ込みました。日々の癒しとして、これからも愛読させていただきます。日差しが厳しくなって参りましたが、お体には気をつけて執筆活動を楽しんでください。 (2018年7月18日 5時) (レス) id: 5d365d193a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルバ | 作成日時:2018年6月19日 12時