幸運の先にあるものは (ページ7)

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Aside

あっと言う間に、、本当にあっという間に春になった。

仕事柄冬場は忙しくなりがちだから、毎日毎日必死に生きて仕事してたらいつの間にか春だった。

冬の打ち合わせの時には、企画の大体の流れや、身バレ防止のための対策についてなど注意事項の説明があった。

やっぱり徹底して情報流出しないようにしたいもんね、、めっちゃ紙にサイン書いた、、。

仕事もなんとか、、ほんとになんとか調整して、1週間の休みをもぎ取った。

まさか、出発前の日を夜勤にされるとは思わなかった、、眠い、、、なんてバスに揺られながら思っていた。

肌は、まぁお察しの通りボロボロ、、。手もなんとか保湿剤を使ってはいたけど荒れているのは歴然だった。

これが、、SnowManの皆さんの彼女役の手か？？？

まぁ、もう深いこと考えても良くなるわけじゃないし。

あっちでちょっとでも良く見えるようにメイクさんにお聞きしながらカバーしよう、、。

そんなことを考えていたら、待ち合わせ場所の駅に着いた。

たしか、撮影のスタッフさんとマネージャーさんが来てくれるんだっけ？

駅に着いたらマネージャーさんに電話をかけた。

「もしもし、お世話になる田辺です。駅に到着したのですが、どちらに向かえばいいですか？」

マネ『どうも田辺さん、今日からよろしくお願いしますー。出口にちっちゃいバス止まってるので、それに乗ってくださいー。』

「わかりました。すぐ向かいます。」

そんなやりとりをして、私は駅の出口に向かった。