幸運の先にあるものは (ページ5)

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事務所からの日程は、今から半年後の春。

3ヶ月後に打ち合わせや、流れの確認をするために一度東京に来て欲しいとのことだった。

服とかは、どうやら撮影場所で合わせながら選ぶらしい。

そうだよね、、撮影だもん、服のセンスなんて一ミリもないから、大変ありがたい、、。

私の都合になんて関係なく、忙しない日々は過ぎ去っていく。

配信された動画を見たり、発売された新曲を聴いたりしながら思う。

私、本当に私は彼らに会うの？

どこかふわふわしたような日々ではあったが、瞬く間に3ヶ月はすぎて行った。

〜〜時を遡ること数ヶ月前の、スノ楽屋

side:深澤

渡「え、まじでその企画通ったの？」

ことの発端は、もっと、ファンを巻き込んで何か企画ができないか、そんな俺達の意見から始まったんだと思う。

確か、佐久間か康二か、はっきりとは覚えてないけど、デート企画とかどう？なんて言っていたような気もしたけど、まぁ現実的ではないよななんて、メンバー内ではなっていた。

そんな企画案がなんと事務所を通ったらしい。

向「俺が出した案やん！！なんか嬉しいわぁ、、。」

阿「それにしてもデート企画、、なかなか攻めてますよね。」

マネ「とりあえず誰がデートの相手役になるかは本当にファンからちゃんと選ぶらしいよ。写真集とかにもするみたいだし。」

岩「それって、選ばれた子が顔出しする訳ではないんですよね？」

マネ「そのあたりは徹底してやるみたいよ、安心して参加して貰いたいもんね。」

さすがいわもっさん、優しいねぇ、、。