hayato's time ページ20
隼サイド
今日は 俺の22歳の誕生日 。
Aに 早く帰ってきてって言われたから 、
玲於のご飯の誘いを断った 。ごめん玲於 。
仕事が終わってすぐ 、車で家まで送ってもらう 。
『 ただいま〜 A 。』
と 結構ウキウキな気持ちで玄関を開けても
Aの声がしない 。
『 A〜〜 。』
パァンッ！
「 隼誕生日おめでと〜！ 」
横からクラッカーを鳴らして現れたA 。
『 うおっ！ 』
「 ほらほら待ってたの！はやく！
ご飯作ったから食べよ ！！
こっちきて 、隼の好きなものたっくさん作ったよ！ 」
腕を引っ張られて テーブルの上を見ると
とてもじゃないけど 2人では食べきれないぐらいの量 。
「 作りすぎちゃった ... へへっ 、」
そう言って笑うAが可愛くて 。
『 俺全部食える 。』
「 嘘だ〜 、(笑)これは流石に無理だよ 。」
『 有難うな 、俺のために 。』
「 だって彼女だもん 、これぐらい普通するでしょ？ 」
美味しそうな料理を目の前にして言うのもあれだけど
『 先Aのこと食べていい？ 』
「 は？何？無 ... 」
ごめん 、いいって聞いといて拒否権失くしたよ 。
返事を聞く前に Aの唇を奪う 。
「 ちょ 、っ 、はやと ... っ 」
『 なに？ 』
「 何じゃないってば 、ご飯食べようって言ったのに 。」
『 ごめんやん 、そんな怒らんとって？ 』
ほら 、俺の関西弁を聞いたら すぐ顔が赤くなるA 。
「 わかったから 。でもご飯食べてからね？ 」
『 よっしゃ〜 。覚悟しときや 。』
「 ハイハイわかりましたよー 。」
( その日の夜 )
(『 可愛い顔 。いっただっきまーす 。』)
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作者名：りぼん | 作成日時：2017年5月4日 20時
