春風 花びら。 【TRIBE短編集】

アイビー*玲於* ページ2

A「玲於ー、また買ってきたのー？」



朝、起きてみると昨日の夜に玲於が買ってきたであろうコレ。



玲於「いいじゃーん。癒される」



最近、家に大量にある観葉植物。
どれもこれも玲於がはまってるらしく、買ってくる。


いや、別にね？別に買ってくるのはいいんだけど…………



A「またこれ〜?」




玲於「アイビーだって言ってんじゃん」




A「あー、はいはい」


なぜかアイビーばっかり
他のも買ってくればいいのに




玲於「……Aさー、俺がアイビーばっかり買う訳知らないでしょ」



A「？うん」



玲於「だーよなぁ〜……でもなぁ〜……あぁ〜……」




いきなり うなだれ始める玲於にちょっと引いた←



玲於「ぁぁーーー。うん。」



A「え？」笑



玲於「もう時間。仕事行くね。」



A「え、ここまで来てほーち？」



玲於「んじゃヒント。アイビーの花言葉調べてみ。そんだけ。行ってきます！」




A「あぁ、はい。いってらっしゃい！」




朝から騒がしい彼氏だこと




A「アイビーねぇ……」




«花言葉»
・不滅
・友情
・結婚




よく分からん。
友情と結婚とか真逆っぽいし





そんなこんなで玲於帰宅〜



A「おかえり！」



玲於「ただいま」



A「あのね、花言葉調べたけど意味分かんなかった」



そう言いながら、ソファーに向かう



玲於「まじ？何だったの？」



A「不滅ー、友情ー、結婚！」



玲於「答えあんじゃん」



A「友情とか言ったら泣くよ？」



玲於「じゃあ、Aには笑ってほしいから結婚で」



A「…………は？」



玲於「だから、結婚。結婚しよっか」



A「………な、なんで？」



玲於「永遠の愛。Aとずっと一緒にいれたら幸せだなーって思ったから」



玲於「で、返事は？友情とか言ったら泣くよ？笑」



A「わ、私も玲於には笑っててほしいから……」



ﾁｭｯ



A「〜〜〜!!!////」




玲於「よろしくね？奥さん」

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