Happy Time ☆*。 F.I

. ページ31

。



今日もまた病院に寄る





樹の部屋のドアを開けるといつもは


目を合わせてニコって笑ってくれるのに


今日は目も合わせてくれなかった






「...樹」



私がそう呼んでも窓の外を見たまま ん？ と答える




「...樹..怒ってるの？」




樹「そりゃあ、怒ってるよ」



なんて笑いながら言う樹





「私何かした？」




樹「したって言うか Aのせいで酷い目にあったと言うか」





え？私何かしましたっけ？




「樹言ってくれないと分からないよ。」





そう言うとやっと私の方に顔を向けてくれて


話し出した







、





樹「今日メール送ってきたでしょ。」





「うん。」




樹「最後の文を見てにやけて
顔が赤くなってて、その時に看護婦さんがきて」




「...」





樹「それであまりにも顔が赤いから熱があるみたいなこと言われて



おデコ触られて熱ないねなんて言われてたら

ぱっとAから入ってきたメールを見て


彼女だなっていじられた。ただそれだけ」








「なんだそんなことか。」





樹「そんなことってひでーな。」






「そんなことじゃん。」







樹「じゃあお仕置きさせて」






とか真顔で言う樹








「は？」







樹「そんなことなんでしょ。じゃあお仕置きくらいいいよねー」






いやいや。君の言ってること謎だよ。






なんて言えないし、





「お仕置きによるかな。」

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す