素直になれない (ページ5)

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全ての講座が終わりグクとは・・・別々に帰ります。

歩きで行ける距離なので時間はあまりかからない。

暑い中信号が変わるのを待っている時、スマホが鳴る。

名前を確認し電話に出る。

『あ、本当ですか！明日からで大丈夫です。
・・・はい、分かりました！』

明日から引越しの準備が出来るとの連絡

一人じゃ無理だし、グクにでも手伝ってもらおうかな。

そう考えながらグクの家に向かった。

『ただいま・・・・・・。』

玄関を見れば靴がある。

あれ、もう帰ってきたのかな。

いつもは私よりも遅いはず・・・・・・

『今日早かったんだね。』

リビングに行くとソファーでゲーム

おい、彼女が帰ってきたというのに。

JK｢・・・かえり。｣

あ、ちゃんと返事はしてくれた。

鞄を下ろし飲み物を取りに行こうとキッチンへ向かう。

『あれ・・・グク、バナナキック食べてないの？』

置いてあるから食べると思ったんだけどな・・・

JK｢あー、うん。昨日・・・寝てたし。｣

ああ、そっか。

JK｢一人で食べるのもあれかなって・・・｣

『・・・食べる？』

そう言えば画面を見ながら頷くグク

何あの子・・・・・・すごく可愛いんだけど。

ええー・・・可愛いんだけど。

ニヤニヤする表情を抑えグクのいる方へ行く。

・・・・・・あ、そうだ。

『私、明日から引越しの準備するんだけど、
手伝ってもらってもいい？』

JK｢・・・・・・は、明日？｣

『え、明日だけど・・・。』

若干、不機嫌になっているような・・・

何かした・・・

JK｢・・・・・・・・・へぇ。｣

『駄目、だったかな？
ほ、ほらグクに迷惑かけるわけはいかないでしょ？』

JK｢・・・そ。
あの幼馴染にでも手伝ってもらったら？｣

『・・・・・・ジミンのこと？』

なんでジミンが？

と言うか、なんで怒っているの。

『分かったよ、ジミンに手伝ってもらうから。』

私もムキになってしまいグクに当たってしまった。

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