花

# 5 ページ6

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ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ


朝の 6時30分


目覚まし時計の音が 俺 を起こした


A は最近すごく忙しいみたいでなかなか 起きない




涼 ｢ A 〜 朝ですよ 〜〜 ｣





｢ … Zzzz ｣





朝はとっても 寝起きが悪い キミ


でも それも彼氏の 特権って思うと 嬉しくなる




涼 ｢ A 〜 遅刻しちゃうよ 〜〜 ｣





｢ … んん ｣





涼 ｢ 亜嵐くん に怒られちゃうよ ？ ｣





｢ うぅん … んぅ ｣




ああ かわいい ほんとに



涼 ｢ もう A 知らへんで ？ ｣





｢ やあだ 〜 涼太くんまって 〜〜 ｣






涼 ｢ はやく 〜 ｣





ささっと 支度を済まして 二人仲良く 事務所に向かう



これが 俺ら の朝



｢ ｢ おはようございまーーす ｣｣





『 おはよ ーー 』





隼 ｢ 今日も 仲良く二人 で登校 ですか ｣





玲 ｢ 登校 っておかしいでしょ ｣





龍 ｢ てか 今日 A 静かやない ？ ｣





涼 ｢ うん なんか 寝起き悪いからさ ｣





亜 ｢ 不機嫌なのか ｣





涼 ｢ そうそう (笑) ｣





メ ｢ めっちゃ 眠そう (笑) ｣





裕 ｢ A 〜〜 ｣




裕太くん が呼ぶと 俺 の後ろに隠れて





｢ … たあくん うるさいねん ｣




突然出た 関西弁 に 俺 だけじゃなく


誰もが きゅん となったと思う




『 か 、かわいい 〜〜 ♡ 』





涼 ｢ いや 俺 のやし ｣





裕 ｢ た 、たあくん ってゆうたで ？？ 可愛すぎるんちゃう ？！？！ ｣





涼 ｢ もう 裕太くん いやや ｣





｢ … むぅ ねむいねん … ｣





涼 ｢ でも A この後 トレーニング やん ｣





｢ うーーん … 亜嵐くん 今日 お休みするね ｣





亜 ｢ いやいや ｣





玲 ｢ 今日 モデル の仕事もあるの ？ ｣





｢ あるよ 玲於ちゃん 代わりにやってくれるん ？ ｣





玲 ｢ ぜってえ ムリ ｣





メ ｢ 想像したら 寒気が … ｣





玲 ｢ メンディーくん うるせ ｣




そりゃ 眠いよね


毎日 毎日 トレーニング と モデル の仕事あって


睡眠時間 なんてろくに 取れへんよな


OFF の日も全然 あらへんし


そんな事思っとったら かわいそくなってきた





涼 ｢ A 最近 ムリ してへん ？ ｣





｢ … してへん ｣





涼 ｢ ほんまに ？ ｣





｢ …ほんま ｣





涼 ｢ でも お休みないやん ？ ｣





｢ だいじょぶ ｣





そう言うと キミ は トレーニングルーム に向かった







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