花 (ページ23)

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｢涼太くん先お風呂はいる？｣

涼｢ A 先はいってええよ｣

｢じゃあはいる～～｣

涼｢はいよ～｣

A がお風呂にはいってる間

ちょっと考え事してたら寝ていた

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｢涼太くーーん｣

俺が寝てたらお風呂場から A の声が聞こえた

涼｢どうしたんーー？｣

｢パジャマ置いてきちゃった (笑) ｣

涼｢いやなにわろてん (笑) ｣

｢ごめんごめん (笑) 取ってくださいーー｣

涼｢ちょいまってや～～｣

ほんとおっちょこちょいやな～

赤い革のボストンバッグをあさっていたら

ﾎﾟﾄ

涼｢ん？なんか落ちた｣

それは見たことないくらいの

大量の薬

絶句した

受け止めたくない事実

でもそれはいつか受け止めなきゃいけなくて

キミと過ごしていたらそんな事も忘れてしまっていた

いや忘れたかった

｢涼太くーーん？｣

涼｢あ、ごめん。ここ置いとくね｣

｢ありがとーー｣

キミがいちばん辛いんだ

愛することで強くなること

信じることで乗り切れること

だから俺はこの先もずっと

キミを想ってるよ

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