花

# 13 ページ14

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隼 side



｢ あと 、1年 しか生きられない 、 ｣




言葉を 失った


なんて 声をかければいいのか わからなかった


今まで通り って むりだよ


A を見る度 辛くなるよ


いちばん 辛いのは A なのに


なんで 笑ってるの ？？




｢ … 伝わ った ？？ ｣





『 … 』





みんな 黙りっぱなし


涼太くん なんて放心状態


俺ら はこういう時


なんて 声をかけたらいい ？


掛ける 言葉が見つからない 、





亜 ｢ … 俺は ｣






亜嵐くん が口を開いた






亜 ｢ 俺は 、正直 辛い ｣





亜 ｢ でも いちばん辛いのは A だもんな ｣





｢ … っ ｣





亜 ｢ だから A との日々を 大切に過ごそう ？ ｣





龍 ｢ … せやな ｣





メ ｢ うん 、 ｣





裕 ｢ にぎやか じゃなきゃ GENE やないし ｣





隼 ｢ うんうん ｣





｢ み 、んな ｣





5人 はこう言ってるけど


涼太くん と 玲於 は黙ったまま




｢ 涼太くん 、 ｣





涼 ｢ … ｣





｢ 私さ 、今 幸せだよ ？ ｣





涼 ｢ … っ A ｣





｢ メンバー もいて かっこいい 彼氏もいて ｣





涼 ｢ … ｣





｢ だから これからも 私の傍に いて ？ ｣





涼 ｢ … そんなの 当たり前や ｣





｢ ふふ (笑) 玲於 も ！！ ｣





玲 ｢ … ｣





そう言われても


まだ 不機嫌そうな 玲於




｢ わかってくれる ？ ｣





むす っとしながらも 頷く 玲於




｢ 急に こんな話して ごめん ｣





｢ ほんとは 、ね 最後まで黙ってる つもりだった ｣





『 … 』





｢ でも 何も言わないまま 死んじゃうのが 怖かった ｣





｢ だから みんななら わかってくれる って思って 今日 話した ｣





A も不安なんだ


笑ってるけど


いちばん何かを 抱えている


だから 俺ら は


A を支えていこう


A の荷物 を少しでも 軽くしてあげたい






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