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7話 −青の球体− ページ8

仮面を付けた青い球体は上空から徐々によもぎに近付いていき、よもぎと衝突する寸前で横に逸れ、よもぎの隣に着地した。その仮面を付けた青い球体は背中に生えた青い大きな羽を折り畳み、青いマントでその羽を覆い隠すとよもぎをじっと見つめる。
「驚かせてしまってすまない。危うくぶつかる所だったな」
軽くお辞儀をして謝る彼の声は意外とかっこよく、少しだけ胸がときめいたのを感じた。
「あ、いえ…」
思わずゼロ達と会った時の様に敬語になってしまった。それを聞いて相手は僅かにふっと笑う。
「君の名は?見ない顔だが…」
「私の名前はよもぎ!平仮名でもよぎって書くんだ」
「よもぎ…」
よもぎの名前を聞いた瞬間、仮面を付けた彼は暫く考え込んで言葉を詰まらせた。

どうしたんだろ…。急にタメ口になったから気を悪くしちゃったかな…。

謝ろうとよもぎが口を開いた瞬間、仮面を付けた彼がじっとこちらを見つめてから"すまない"と言って苦笑した。
「人間があまりに珍しいものでな。思わず沈黙してしまった。私の自己紹介をしよう。私の名は"メタナイト"だ」
「よろしくお願いします!メタナイトさん」
明るくそう言うよもぎにメタナイトはまた僅かに微笑み"呼び捨てで構わんよ"と言った。するとよもぎはぱっと表情を変えて満面の笑みを浮かべた。

タメ口で喋っちゃって怒った訳じゃなかったんだ…。

よもぎはほっと安堵の溜め息を吐いた。
「ありがとう。じゃあいつも通りでいくね」
「嗚呼、そうしてくれるとこちらも話しやすい。…ところでどうしてこんな所に居る?」
「あのね、友達の探し物を見つけるのを手伝ってるの」
「探し物…?」
「うん、透き通った綺麗な水色で少し縦長の宝石なんだって。洞窟の中にあるって言ってたんだけど、この辺りに洞窟って知らない?」
メタナイトは"うむ…"と言って暫く考え込むと、はっと顔を上げた。
「この近くで言えば封印の洞窟がある」
「封印の洞窟?」
「嗚呼、しかしあんな所にお前の友人の探し物があるとは考え難い…」
メタナイトは難しい表情を浮かべてそう言う。メタナイトが言う封印の洞窟がどんな場所化はよもぎには考えもつかないが、少しでも可能性があるのなら…。
「行ってみるよ!場所を教えてくれる?」
「しかし…」

8話 −洞窟への道−→←6話 −ポップスター−



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テテルカ天使(プロフ) - クローンステラさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!ゆっくりになってしまいますが、頑張ります♪ (2018年6月9日 23時) (レス) id: 378bd59ebd (このIDを非表示/違反報告)
クローンステラ - マホロアをダークマター一族も本当に大好きなので、まさに天国のような作品です!!これからもご自身のペースで頑張って下さい! (2018年6月8日 22時) (レス) id: a7087f7ad1 (このIDを非表示/違反報告)
シャルア - はい! (2018年5月17日 18時) (レス) id: 02ea73cb92 (このIDを非表示/違反報告)
テテルカ天使(プロフ) - シャルアさん» ここでのチャットはあまりよくないようなので、宜しければ http://www.3751chat.com/ChatRoom?room_id=520421 でお話しませんか? (2018年5月17日 16時) (レス) id: 378bd59ebd (このIDを非表示/違反報告)
テテルカ天使(プロフ) - シャルアさん» あ〜わかります!エンデニルのソウル可愛いですよね!最初あのギャップに驚きました(´ー`*) (2018年5月17日 16時) (レス) id: 378bd59ebd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:テテルカ天使 | 作成日時:2018年3月22日 7時

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