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6話 −ポップスター− ページ7

こんな綺麗な場所を支配しようだなんて酷いね」
「そうデショ?ダカラボクはそれを阻止しようとしているんダヨォ。そのタメに必要なモノを用意しないとネェ」
「必要なもの?」
「そう、その必要なモノはこの中に入っているんダ」
マホロアは手に持っている丸い半透明の球体をよもぎに見せる。その半透明の球体の中には何かの欠片が浮いていて太陽の光に反射し、きらきらと輝いていた。
「この欠片はボクの大切なモノなんダァ。でもある日わるーいヤツに壊されちゃって粉々になっちゃったんダァ…。集めるのに苦労したヨォ」
両耳をしゅんと下げてため息混じりに話すマホロア。その"わるーい奴"とはゼロ達、ダークマター族の事だろうか。
「それってダーク」
「ダカラサッ!キミにコレを修復するのを手伝ってほしいんダヨォ」
よもぎの言葉を遮って明るい表情で言う。よもぎはきょとんとする。
「実はネ、この欠片はあとひとつ足りないんダヨ。ソレは1番大切なパーツでサァ…そのパーツが無いとコレは本来の機能を発揮出来ないんダヨォ。そのパーツがこのポップスターのどこかにあるカラ探してほしいんダァ」
「いいけど、その欠片ってどんなやつなの?」
「少し縦長で透き通った水色の宝石ダヨ。たぶん見たらスグに分かると思うヨ!」
そう言うとマホロアは早足で船の出入口へ行き、くるりと振り向くと"ヒントは"洞窟内ダヨ"と言って船の中へ入っていった。
「洞窟…?」
小声で言われたヒントをばっちり聞いていたよもぎは忘れない様に心の中で復唱しながらゆっくりと歩き始める。
"いい"とは言ったが、どこからどう探せばいいのか全く考えていなかったよもぎは少し焦っていた。よく考えたらここはよもぎが足を踏み入れた事のない新世界。勿論知り合い等ひとりも居やしない。そんな世界でたったひとつのものをどう見つけようか。

詰んだ……。

「聞くが早いかな」
船がある場所を忘れない様にちらちらと後ろを振り向きながら人を探す。何となくふと空を見上げると、大きなコウモリの様な生き物が空を飛んでいた。
「なんだろあれ…鳥じゃなさそうだし…」
そんな事をぼんやり考えながら空を飛んでいるコウモリの様なものを見上げていると、そのコウモリの様な生き物は徐々に大きくなり、仮面の様なものを付けている丸っこい球体が見えてきた。
「はあ!?なにあれ!!」
なぜかよもぎは避けずにその場に立って徐々にこちらへ近付いてくる丸い球体を見上げていた。

7話 −青の球体−→←5話 −真実−



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テテルカ天使(プロフ) - クローンステラさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!ゆっくりになってしまいますが、頑張ります♪ (2018年6月9日 23時) (レス) id: 378bd59ebd (このIDを非表示/違反報告)
クローンステラ - マホロアをダークマター一族も本当に大好きなので、まさに天国のような作品です!!これからもご自身のペースで頑張って下さい! (2018年6月8日 22時) (レス) id: a7087f7ad1 (このIDを非表示/違反報告)
シャルア - はい! (2018年5月17日 18時) (レス) id: 02ea73cb92 (このIDを非表示/違反報告)
テテルカ天使(プロフ) - シャルアさん» ここでのチャットはあまりよくないようなので、宜しければ http://www.3751chat.com/ChatRoom?room_id=520421 でお話しませんか? (2018年5月17日 16時) (レス) id: 378bd59ebd (このIDを非表示/違反報告)
テテルカ天使(プロフ) - シャルアさん» あ〜わかります!エンデニルのソウル可愛いですよね!最初あのギャップに驚きました(´ー`*) (2018年5月17日 16時) (レス) id: 378bd59ebd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:テテルカ天使 | 作成日時:2018年3月22日 7時

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