3話 −豪快に そして強引に− ページ4
「今回、我々がお前を連れ出した理由…。気になっているだろう?」
「はい、めちゃめちゃエクストリーム気になります」
「………あいつ、ゼロ様の事めちゃめちゃソフトクリームっていっ」
「ワタクシの話聞いてイマシタカ?」
しばらく言うのを戸惑ったが、やっぱり言葉に出てしまうゼロツー。その度にダークゼロに止められてしまう。
「理由はまあ色々あるが、全て言うとお前が理解しきれんだろうから手短に且つ簡単に話してやろう。我々がお前をここに連れ出した理由はな…お前に手伝いをして欲しいからだ」
「手伝い?」
「嗚呼、具体的に何をすれば良いかはまた私が言う。今は時ではない」
そう言ってゼロは溶けるように暗闇に消えていった。抱きついていたよもぎが思い切り転んでしまう。
「いった…!え、待ってよ!それってどういう事ですか!?」
よもぎの言葉は届いているのかいないのか…。返事は返ってこず、ただ暗闇に響いた。
「え…そんな急に言われて放置されてもなぁ…」
へちょんとその場に座り込む。瞬間、天井から大きな物音が響いた。
「何事デスカ!まさかよもぎサンの体重で崩れ」
「ち、違うよ!!」
そう言うが、なぜか確信出来ず冷や汗が出る。
もしかしてマジで私の体重で崩れたの!?私のせい?そうなの!?
「ヤァヤァキミ達ー!おハナシは済んだカイ?」
声と共に天井に空いた大きな穴から降りてくる青くて大きな耳が付いたやっぱり丸っこい生物。その青い生物は手を伸ばし、よもぎの腕を掴む。その掴む手は意外と強く、思わず顔が引き攣ってしまう程だ。
「貴様…!そいつは我等の獲物だ」
さっきのふわふわした雰囲気とは違い、目付きが変わってまるで別人の様な雰囲気のゼロツーが物凄いスピードで青い生物を襲う。しかし青い生物は"クックックッ"と不気味に笑ってゼロツーがこちらへ来る前にふわりと上空に飛び、星型の穴の中へ入る。
「クソ、逃がしたか。ダークゼロ!急いでゼロ様に報告しろ!」
「は、ハイ!」
こんなに早く見つかってしまうとは……。
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テテルカ天使(プロフ) - クローンステラさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!ゆっくりになってしまいますが、頑張ります♪ (2018年6月9日 23時) (レス) id: 378bd59ebd (このIDを非表示/違反報告)
クローンステラ - マホロアをダークマター一族も本当に大好きなので、まさに天国のような作品です!!これからもご自身のペースで頑張って下さい! (2018年6月8日 22時) (レス) id: a7087f7ad1 (このIDを非表示/違反報告)
シャルア - はい! (2018年5月17日 18時) (レス) id: 02ea73cb92 (このIDを非表示/違反報告)
テテルカ天使(プロフ) - シャルアさん» ここでのチャットはあまりよくないようなので、宜しければ http://www.3751chat.com/ChatRoom?room_id=520421 でお話しませんか? (2018年5月17日 16時) (レス) id: 378bd59ebd (このIDを非表示/違反報告)
テテルカ天使(プロフ) - シャルアさん» あ〜わかります!エンデニルのソウル可愛いですよね!最初あのギャップに驚きました(´ー`*) (2018年5月17日 16時) (レス) id: 378bd59ebd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テテルカ天使 | 作成日時:2018年3月22日 7時