私の居場所を、とられたくなくて

不安　その五 ページ6

「よろしくね！愛ちゃん！」

私は都会から田舎に引っ越してきた。転校生って、珍しいらしくて、私は人気者になった。好きな人もできて、毎日が楽しかった。そんなある時、1人の子が引っ越してきた。その子はとても可愛いくて。みんなの注目はあの子になった。寂しい。でも、気にならなかった。

「愛さんがあ、私をいじめてきてえ」

身に覚えはなかった。でも、あんまり強く対抗しなかった。違うとは言ったけど。調子に乗ったのかな？私の事をいじめてきた。それも、みんなで。居場所を奪われてしまった。何もしなかったから？ねえ。もっと言えばよかったの？

神様、ひどいよ。なんでお母さんを連れて行っちゃったの？いじめられて、親も、失って。どこにも私の居場所はなかった。




「後悔」何もしなかった事についての。



「後悔」



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穴の前に立ってて。落ちた。



神様なんて、いないんだ。

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