その２７ ハハッ！かれぴがまた浮気だよ！ by咲紗 ページ33
外巣side
自由時間になった。
今日は雨なので屋外で遊ぶことはできない。
雨の降る中をずぶ濡れになりながら房から自由広場まで歩き、屋内広場の入り口まで行く。
看守長が扉を開けて、俺たちは中に入った。
既に数名の看守が待機しているのが見える。
俺はとりあえず、一番近くにいた囚人に話しかけてみた。
紺色の囚人服なので、房Aの人だろうか。
「そこの可愛いシイタケ目ちゃん……。俺と一緒に野球盤で遊ばないか？」
肩に手をまわし、彼女のシイタケのような目を覗き込む。
「私の目はシイタケじゃなくて、きらめいて見えるようなカラコンをはめているの！あんたこそ髪がネンジュモみたいなくせに！」
怒られた。ってか俺の髪はネンジュモじゃなくてワカメだ！
Never give up！！
「そんなソルティーなこと言わずにさ〜」
シイタケ目ちゃんに顎クイをしてみる。
「誰か、助けて！！」
シイタケ目ちゃんは助けを呼んだ。
「このクズワカメ！ナンパをやめないと懲罰房にぶち込むぞ！」
後ろから、看守の声が聞こえて来た。
振りむくと、初めて見る看守がいるのが見えた。
どこかで会ったことがあるような……。
顔の上半分が大きなサングラスで隠れていて見えないが、きっと彼女は俺の好みの顔をしているだろう。
シイタケじゃなくてこっちをナンパしようかな。
「そこの看守ちゅわん！名前はなぁに〜？」
「私の名前は咲紗。」
咲紗ちゅわんって言うのか……。いい名前。どこかで聞いたことがある気がするけど。
「一緒に野球盤やらない？」
壁ドンをしてみる。
近づけばサングラスの下が見えるかと思ったが特殊加工がしてあって見えない。
「それよりも、“人生ゲーム”はどう？」
人生ゲームか。良いかもしれない。
というか、この可愛い看守と一緒にいることができるのであればなんでもOKだ！
周囲の冷やかすような視線を浴びながら、ボードゲームがある場所へと移動する。
丁度人生ゲームの場所は空いていたので、2人で並んで座る。
人生ゲームは人気すぎて一回も空いていたことがなかったから、これが初めてだ。
今度鬼雷と紺布を誘って3人でやるのも良いかもしれない。
いや、咲紗看守も誘って4人でやる方が良いかな？
俺が出所するまでに咲紗看守との親密度を高めて、出所時に告白するとかも良いかもしれない。
ゲームで使うお札などを一生懸命に準備している咲紗看守を見て俺はそう思った。
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アリア - はい‼️頑張ってください‼️ (2023年1月14日 14時) (
レス) @page22 id: a3853a35e2 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - アリアさん» 見守ってくださるのですか！？とっても嬉しいです！ありがとうございます！！無理しない程度に更新頑張ります！ (2023年1月13日 20時) (レス) id: 3f4c27677a (このIDを非表示/違反報告)
アリア - ｗａａａａありがとうございます・゜・(つД｀)・゜・面白くてka☆o☆suなこの作品をずっと見守ります❗更新無理せずに頑張ってください‼️ (2023年1月12日 15時) (レス) @page22 id: a3853a35e2 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - アリアさん» コメントありがとうございます！これからも、ka☆o☆suな雰囲気をお楽しみください！ (2023年1月9日 11時) (レス) id: 3f4c27677a (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 1番最初からみてますが、まいっかいka⭐o⭐seで笑ってます...面白い作品を書いてくれてありがとうございます‼️ (2023年1月6日 15時) (レス) id: a3853a35e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉姫 | 作成日時：2022年11月18日 8時
