その49 死亡フラグ! by社長 ページ20
『鏡に吸い込まれるってよく聞く話だけど、どういう条件が重なると吸い込まれるのかな?』
「え、鏡に吸い込まれる事件なんて、あんまり聞かない気がするけど……。」
確かにかぐやの言う通りかもしれない。
「あっ!社長が鏡にうつっている!!」
流石、結菜。すぐに愛しのかれぴを見つけたようだ。
……リア充め。
「どれどれ?本当だ!楓もうつっている!!」
かぐやが言った。
『マジ?……おーい!』
私達の呼びかけは鏡の向こう側にいる社長たちにも聞こえたようだ。
「ここから出してー!!」
楓が叫ぶ。
『無理ー!!気合と根性で出てきて!』
「暗黒物質投げればいいのかな……?」
社長はどうして、すぐに暗黒物質を投げたがるの?
***
No side
最終下校時刻をとっくに過ぎ、校舎はひっそりと静まり返っている。
「なあ……。」
楓が社長に話しかけた。
「どした?」
「俺、ここから出られたら、芽依に告白するんだ。」
社長はその発言を聞いてぎょっとした。
「唐突なフラグ発言やめてくれよ!」
社長は楓の話を遮ろうとする……。
だが、徒労に終わってしまった。
「もし成功したら、遊園地デートに行くんだ。」
「死亡フラグお疲れ。」
「俺は死亡フラグなんて全てへし折ってやる!!そして、芽依と……」
「本当にやめて。気持ちは分かったから。」
社長は怖くなってきたようだ。
楓の死亡フラグに巻き込まれるのを心配しているのかもしれない。
「了解。あとは放課後の制服デートなんてのも……」
社長は何度言っても妄想を呟くのをやめない楓に呆れているようだ。
to be continued……。
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作者名:紅葉姫 | 作成日時:2022年5月11日 8時