戦いの女神、怪奇現象を多分解き明かす！

その２４　3次元ポケットをどうぞ！　　by咲紗 ページ25

ヤバい吾琥叙が現れた……。

「ハハッ私、咲紗！」

咲紗さんが何か有用な物を持っているかもしれない。

『ねえ、四次元ポケット持ってない？』

私が質問すると、彼女は何かを私に渡した。

「２次元ポケットをどうぞ！」

しかし、これはただのポケットの絵だ。

「これもどうぞ！３次元ポケットだよ！」

『ありがとう！……って何も入っていないんだけど。』

「あ、こっちを渡すんだった。どうぞ！」

少し間違えすぎじゃない？

今は緊急事態なのに。

咲紗さんは「社長特製、吾琥叙攻撃用暗黒物質」を渡してくれた。

……社長は何かを予知していたのかもしれない。

「20個か。一人2、3個だけど足りるかな？最悪、暗黒物質がなくなっても回し蹴りをすればいいか。」

かぐやが素早く計算した。


＊＊＊


皆が暗黒物質を一つ手に取り、戦闘が始まった。

『とにかく攻撃を当てる事と、相手からの攻撃を受けない事だけに集中して。フレンドリーファイアはないから。』

私の話を聞いていない奴が一人いる。

「咲紗ちゅわん！早く逃げないと！」

その名も「変態ストーカー咲紗さんガチ恋ワカメ」。

「私は無敵だから大丈夫！君こそどうして戻ってきたの？危ないよ。」

「俺は咲紗ちゅわんへの愛があるから大丈夫！！」

その時、吾琥叙の硫黄アンモニア塩素吹き攻撃が外巣の頭を直撃した！

「助けて！！」

外巣のワカメヘアーが禍々しい紫色に変色してしまった……。

吾琥叙はあまりのカオスさに驚いて、攻撃を停止した。

その隙に私達は総攻撃を仕掛けた。

吾琥叙はかなり弱ってきている。

「ウホウホウホ！」

『これでもくらえ！』

私は吾琥叙に強烈な回し蹴りをした。

吾琥叙の姿は空のかなたに消えていった……。

その２５　攻撃と意識を両方止めろ！　　by華恋→←その２３　あれは押さなきゃダメなパターンだったでしょ。　　by椿

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