クラスのアイドル（悪女）に制裁を ２

その５５　疲れる→恋バナ　だって？ふざけんな！！　　by主人公 ページ16

その後は何とか無事に集会を終わらせて、就寝時間になった。



「疲れたわ〜♡恋バナでもしましょ〜♡」

待て。どうして疲れると恋バナになる？吾琥叙の思考回路はよくわからない。

「そ、そうですね。」

「そうしましょう……。」

ほら、美雪と華恋が困っているじゃないか。

ここは救世主：芽依が……。

『ふざけんな！！どうして疲れると恋バナになるの？私は絶対に嫌だ。』

「そうだよ！疲れたんだったら早く寝ればいいのに！」

「恋バナなんかしたら余計に疲れるよ！」

皆も猛反対してくれる。

「もういいわ。私寝る。おやすみ。」

結菜がオフトゥンに入って１秒で寝息が聞こえてくるって……。

超人技すぎる件について。

「私も眠気が。吾琥叙様は本日もお美しかったです。」

「私も。吾琥叙様はこの世界で最高の存在です。」

美雪と華恋も同じようなスピードで寝た。

『とりま私も寝る。』

……と見せかけて、実は寝たふりなのである！

「私も寝る。」

「え？あとは私だけ？まあいいや。寝よ。」

最後に椿が寝て、生存者は誰もいなくなった。

あ、私は寝てる“ふり”だけどね。

「ウッホォォォォォォォォォォォォォ！！」

「ゴrrrrrrrrrrリラ、うるさい…。」

結菜の寝言が聞こえてくる。

寝ているのに「rrrrrrr」の部分をちゃんと巻き舌で言えるってすごいな。

「私も寝る！！ウッホォォォォォ！！」

こうして、401号室の人たちはみんな寝たのであった。




そういや、吾琥叙が使用していた脱毛剤は海風先輩曰く、

「使ってからしばらくすると効果が表れるんだよ。だから。お風呂の時間に使ったとすると、
夜遅く……林間学校中だったら寝ている時間帯に効果が表れるね。」

らしい。

つまり、朝になって鏡を見たら……。




私達が吾琥叙の布団を離した理由は、吾琥叙の隣が嫌だったというのもあるが、吾琥叙の髪の毛がそこら中に散らばらないようにっというのもあったわけだ。

吾琥叙に片付けさせるんだけどね！

でも、荷物とかに混入していたら嫌でしょ？




お願い吾琥叙！

はやくスキンヘッドになって！！

私達、あなたの「ツルピカーン」姿がとっても楽しみなの。

次回、吾琥叙(の毛根)死す。

デュエルスタンバイ！！

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