その５４ 足の回転速度……。 by社長 ページ15
「のどが乾いたわ〜♡麦茶飲みに行ってくる〜♡」
「……私にアンモニアと硫黄のにおいがついた〜」
美雪と華恋が甚大な被害を受けてしまった！
『少なくとも、４人分のオフトゥンをつなげて、そこに６人で寝ればオフトゥン問題は解決するよ。』
しかし、一番の問題は彼女ら自身が硫黄とアンモニアのにおいになったということだろう。
「窓のそばに行って、少しでもこのにおいを薄くしようかな。」
美雪が、魂の抜けたような顔でそう言った。
本当にお疲れ様です。
「ところで、この２つのオフトゥンはどうする？」
『吾琥叙のオフトゥンの下にでも入れておこう。』
＊＊＊
集会の時間を知らせるアナウンスが流れた。
しかし吾琥叙だけはモタモタしている。
『早くしないと怒られるよ！』
「別に関係ないわ。怒られるのは芽依、あんただけよ！！」
「吾琥叙様、そんなことはございません。」
急いで美雪が訂正する。
「あのね、遅刻した場合、班の連帯責任になるの！遅れた場合、君も怒られるんだよ。」
かぐやが私の言いたいことを、全て言ってくれた。
「ウッホォォォォォォ！」
「そんなことも知らないのに、勝手な事言わないで。」
「ウ、ウホォ？」
吾琥叙は困惑している。
「もういい。行こう。」
「吾琥叙様、私達も行きましょう。」
＊＊＊
『かぐや、ありがとう。』
「ううん。私は言うべき事を言っただけ……。芽依は凄いよ。いつも、吾琥叙だけじゃなくてセコム共にも恐れず立ち向かっている。」
照れてしまうのだ……。
「あ、見て！あれ！」
椿が指さす先にあるのは掲示板。
そして、そこに群がっているのはセコム共……。
「これは吾琥叙様のお写真。なんとお美しい！」
「こうなったら、みんなで喜びの舞をしなければならない！皆、踊るぞ！！」
そう言ってセコム共と吾琥叙は駐車場に出ていった。
「一体何があったんだ？」
「かくかくしかじかで……。」
社長の発言に反応し、すぐに答える結菜。
「吾琥叙様はいつもお美しい！皆、吾琥叙様を崇め称えよ！！」
外巣の言葉をきっかけに、セコム共は吾琥叙のまわりを10倍速のマイムマイムでまわりだした。
その中心で吾琥叙は20倍速のコサックダンスをしながら回っている！
この世のものとは思えない程カオスで、そして醜い光景である。
というか皆の足の回転が速すぎて足が見えない。
その後、セコム共と吾琥叙は目が回って倒れてしまった……。
ざまあみやがれ。
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yui(プロフ) - テストの順位がうんこでコロナとインフルダブルでかかったけどこの作品のお陰で涙出るまで笑いました。ありがとうございます。 (9月23日 22時) (
レス) @page18 id: 64bb273341 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - 「蒼」の読みは「そう」です。コメントに気づかなくて返信が遅くなりました。申し訳ありませんm(__)m (2022年12月25日 14時) (レス) id: 3f4c27677a (このIDを非表示/違反報告)
来望 - 蒼って、読み方あおですか？それともあおいですか？？ (2022年10月25日 19時) (レス) @page32 id: 7b9c6e724b (このIDを非表示/違反報告)
来望 - 蒼って、読み方あおですか？それともあおいですか？ (2022年10月25日 19時) (レス) @page32 id: 7b9c6e724b (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - ピノさん» ちなみに、乾燥ワカメヘアー＝アフロヘア―www (2022年1月19日 16時) (レス) id: d623c1ac50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉姫 | 作成日時：2021年11月11日 17時
