その５３ オフットゥンオフットゥン！ by結菜 ページ14
私達は吾琥叙が戻ってくる前に急いでオフトゥンを敷いているところだ。
吾琥叙が戻ってくると、いろいろと面倒なのである。
一番避けなければいけないのは、みんなのオフトゥンが硫黄とアンモニアのにおいになってしまうという事態である。
……硫黄＆アンモニア臭に包まれながら眠りに落ちるなんて、想像したくないほど最悪だ。
＊＊＊
「オフトゥン敷き終わり！！」
華恋の歓声が聞こえた。
『何回やっても大変な作業だよね〜』
皆、一大イベントが終わって一安心である。
「ねえねえ、この離れたところにあるオフトゥンは誰の？」
椿が不思議そうな顔で質問してきた。
『ああ。それは吾琥叙のだよ。』
私がそう言うと、彼女は何かを悟ったようだ。
「なるほど。確かに離したほうがいいね。」
「だったら、別の場所に吾琥叙のオフトゥンを移動させた方がいいんじゃないの？」
美雪の意見はもっともである。
『そうだね。どこにする？』
「この部屋の入り口の扉あたりがいいんじゃない？」
このようにして、吾琥叙は「楽しい楽しい離島生活」を始めることになったのだ！
＊＊＊
『オフトゥン……。』
「オフトゥンオフトゥン。」
「オフットゥンオフットゥン！」
「オフトゥ〜ン！！」
皆で「オフトゥンの歌」を歌いながら踊るのは、非常に楽しいのである。
「ウッホォォォォォォォォォ！」
……嗚呼。楽しい時間が終わってしまった。
「ゴrrrリラ警報！直ちに硫黄とアンモニアの被害を受けない地域へと避難してください！」
かぐやが「ゴrrrrrリラ警報」を発報する。
「オフトゥンだ！ウッホウッホホ！」
そう言って、ゴrrrリラはオフトゥンの上で転がりまわった。
『シバくぞ！』
「酷いわ〜♡ところで、私のオフトゥンはどこ？」
「もう定員オーバーで……。」
華恋が指さしたのは、この部屋の扉の前にあるオフトゥン。
勿論、定員オーバーというのは嘘だ。
「吾琥叙様のような尊い方と同じ部屋で寝るというのはとても畏れ多くて……。」
美雪がなんとか言い訳をする。
「２人とも、そんなに私の事を崇めているのね！嬉しい！」
そう言って吾琥叙は美雪と華恋に抱き着いた。
……本日も、ご苦労様です。
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yui(プロフ) - テストの順位がうんこでコロナとインフルダブルでかかったけどこの作品のお陰で涙出るまで笑いました。ありがとうございます。 (9月23日 22時) (
レス) @page18 id: 64bb273341 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - 「蒼」の読みは「そう」です。コメントに気づかなくて返信が遅くなりました。申し訳ありませんm(__)m (2022年12月25日 14時) (レス) id: 3f4c27677a (このIDを非表示/違反報告)
来望 - 蒼って、読み方あおですか？それともあおいですか？？ (2022年10月25日 19時) (レス) @page32 id: 7b9c6e724b (このIDを非表示/違反報告)
来望 - 蒼って、読み方あおですか？それともあおいですか？ (2022年10月25日 19時) (レス) @page32 id: 7b9c6e724b (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - ピノさん» ちなみに、乾燥ワカメヘアー＝アフロヘア―www (2022年1月19日 16時) (レス) id: d623c1ac50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉姫 | 作成日時：2021年11月11日 17時
