その６７ 怖がられてしまった件について by主人公 ページ28
無事に朝食が終わって……。
今回の林間学校では最後の活動の時間だ。
セクハラワカメから解放される時間が近づいてきた。
「芽依、外巣の髪の毛にはまだあの社長が落としたワカメが乗っているよ。」
かぐやも見つけられたようだ。
「アホ毛みたいになっているよね。」
『うん。気づかないとかウケるんだけど。』
「あれ？外巣にアホ毛が生えている！！」
椿も気づいたようだ。
『あれはさっき社長が落としたワカメだよ！』
そう言うと、椿は爆笑した。そんなに笑っていたら、誰かさんみたいに腹筋が割れるんじゃない？
＊＊＊
「今日の活動は何だっけ？」
ポンコツ社長がイケメン秘書……じゃなくて楓に尋ねる。
「カレー作りですよ、社長。予定ぐらいご自分のメモ帳に書いたらどうですか？」
「俺、社長じゃないし。」
「な、なんだと？偽物か？」
「俺の本名は神代 月里だ！」
「みんなが社長社長言っているから本名忘れていたよ……。」
社長と楓のコントが面白い件について。
「お前らなに喋っているんだよ！ちゃんと準備しろよ！」
蒼が来た。
しかし、準備をしていないのは蒼の方である。
「命令？芽依呼ぶぞ？」
社長、私の名前をそういう風に使うのはやめてください！
『……呼んだ？』
「ギィヤ゛ァァァァァァァァァ！！ご、ごめんなさい。命だけは助けてください。」
蒼、そんなに私が怖いか？
『よろしい。』
＊＊＊
「火起こし班と調理班にわかれよう。」
「はい！」
「美雪様の御指図通りに致します！」
どのセコムも、美雪＆華恋には従順なのだ。
『男子たちは火起こし。私達は調理でいい？』
「いいよ。」
「頑張るね！」
楓と社長はすんなり納得してくれた。
「なんでだよ。」
「火起こし面倒だから嫌だ。」
「お前らがやればいいのに。」
問題は、この面倒な３人衆。
どうせ調理班になっても何もしないくせに。
「カオスウザ他力本願セコム三銃士」とでも呼んであげようかな。
「私からの命令だ。外巣、蒼、林、火起こし班になれ。」
しびれを切らした華恋が、ウザ三銃士に命令してくれた。
「了解致しました。」
「華恋様のご命令であれば！」
「この職務、命を懸けてまっとうさせていただきます！」
セコム共のなかの上下関係が案外厳しい件について。
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yui(プロフ) - テストの順位がうんこでコロナとインフルダブルでかかったけどこの作品のお陰で涙出るまで笑いました。ありがとうございます。 (9月23日 22時) (
レス) @page18 id: 64bb273341 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - 「蒼」の読みは「そう」です。コメントに気づかなくて返信が遅くなりました。申し訳ありませんm(__)m (2022年12月25日 14時) (レス) id: 3f4c27677a (このIDを非表示/違反報告)
来望 - 蒼って、読み方あおですか？それともあおいですか？？ (2022年10月25日 19時) (レス) @page32 id: 7b9c6e724b (このIDを非表示/違反報告)
来望 - 蒼って、読み方あおですか？それともあおいですか？ (2022年10月25日 19時) (レス) @page32 id: 7b9c6e724b (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - ピノさん» ちなみに、乾燥ワカメヘアー＝アフロヘア―www (2022年1月19日 16時) (レス) id: d623c1ac50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉姫 | 作成日時：2021年11月11日 17時
