クラスのアイドル（悪女）に制裁を

その３８　不吉な予感　　by主人公 ページ41

ーその日の放課後ー


『よっしゃー！久しぶりの部活だー！』

「私は大会前で、昨日も部活あった……。」

かぐや、大変だね。頑張って！

「ちなみに、私も部活。」

「みんな部活ある感じか〜！もしかしたらみんなで帰れたりする？」

『でも、私と椿の部活は、終わるの遅いから……。』

もし時間が合ったら一緒に帰れるかな？


＊＊＊


『海風先輩、お久しぶりです！！』

「２人とも久しぶり〜！テストどうだった？」

「微妙でした。」

『吾琥叙が順位をめっちゃ自慢してきて嫌でした。』

「それは嫌だね。そうそう！重要な情報を手に入れたんだ！」

私と椿は、海風先輩の言葉を聞いて眉をひそめた。

『どんな情報ですか？』

「実は吾琥叙の部屋から超強力な脱毛剤が見つかったんだよ。」

「も、もしかして吾琥叙はそれを使って自分の頭をスキンヘッドにするつもりなのでは！！」

いくらなんでもそれはあり得ないと思うぞ。

「それだったらいいんだけど、実際は違うみたいだよ。吾琥叙の日記には「林間学校用に脱毛剤を買った。これでアイツをスキンヘッドにできる！」ってかいてあったから…。自分がスキンヘッドになればいいのにね。まあ、気を付けて〜」

『はい！』

不穏な予感がする。

「アイツ」とは誰の事だろうか。

「ところで、吾琥叙のテスト見た？こっそり見たけど、酷かったんだよ。」

『どんな感じだったんですか？』

「え〜っと、今、写真を見せるね……。」

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