その35 特級フラグ建築士 by主人公 ページ38
ー中二7月ー
ある日、私達はフラグを建てまくっていた。
「次の授業で林間学校について色々説明があるみたい。班とかも決めるらしいよ。」
椿の言葉に、私は一つ思いつく。
『班か……。まさか吾琥叙と一緒なんてないよね。』
「あるわけないじゃん!もしあったら、外巣を、即、シバく。」
何故、外巣を?
社長は相当ストレスが溜まっていそうだ。
ま、今朝も持ち物がガムテープぐるぐる巻きで捨てられていたらしいし、仕方ないよね。
「いや、何で?」
結菜もだけど、みんな理由が気になっただろう。
「なんとなく気晴らしに。」
おいおい……。
その案、最高すぎでしょ!!
***
「チャイムなったぞ〜!静かに〜!!」
担任の先生の一言で、教室は静かになる。
「起立!礼!着席!」
日直の号令のあとも、教室は騒々しかった。
「林間学校の活動班と部屋班を話し合って決めよう。あまりうるさくならないように。」
もう既にうるさいですけどね。
活動班は男子5人、女子5人で一班。
部屋班は6人または7人だ。
「芽依、結菜、かぐや〜!私達で班を組もう!!」
『OK!』
「活動班の男子は、社長と楓でいいよね?」
『うん!』
「でも、活動班の場合、男子があと3人、女子があと1人必要。部屋班の場合だと、少なくとも女子があと2人必要だよ。」
かぐやの言葉に、私達は悩む。
今残っているのは、吾琥叙の班と……。
「芽依ちゃ〜ん♡活動班も部屋班も一緒がいいわ〜♡」
……何か聞こえたぞ。
怪しい。こんな吾琥叙、絶対に裏があるに決まっている!
「美雪、華恋。あなたたちも一緒よ〜♡」
美雪と華恋がいるなら良いか。
最悪、吾琥叙が何かを企んでも彼女らが上手い具合に阻止してくれるだろう。
皆も同じ事を考えたようだ。
「何も言わないって事は異議がないってことね〜♡」
吾琥叙は脳内で早速、私達にどんな事をするか考えている。
さては君、私に脳内透視能力があることをしらないな。
吾琥叙、お前にはとてつもなく大きな制裁を加えてやる!!
活動班は、「私、結菜、かぐや、椿、楓、社長、蒼、林、吾琥叙、外巣」
部屋班は、「私、結菜、かぐや、椿、吾琥叙、美雪、華恋」
ちなみに、外巣は社長の宣言通りにそのあとでしっかりとシバかれたらしい。
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紅葉 - ありがとう!!!これからも、KA☆O☆SUな作品を頑張って書くね!! (2021年10月30日 16時) (レス) id: 8d2d9dd216 (このIDを非表示/違反報告)
ピノ - コサックダンスのネタが面白かったです!!!今日も☆KA☆O☆SU☆ですね!楽しく読ませてもらってます!! (2021年10月30日 9時) (レス) @page42 id: cbddf509f3 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - にょんこさん» ありがと〜!!!!!! (2021年10月23日 18時) (レス) id: 8d2d9dd216 (このIDを非表示/違反報告)
にょんこ - 奴が元ネタで草。今回も面白かったです! (2021年10月22日 12時) (レス) @page36 id: cbddf509f3 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - ゆきゆきまるさん» ↓×2:大丈夫ですよ!(^-^) (2021年10月5日 21時) (レス) id: 8d2d9dd216 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅葉姫 | 作成日時:2021年7月13日 14時