クラスのアイドル（悪女）に制裁を

その１７　騎馬戦！　　by主人公 ページ19

ーその後何種目かあってー


次は騎馬戦だ！！

ここからの解説は、私、芽依がお伝えします。



出場者が並びました。

グループごとに準備を始めます。

私達のグループは４人で、かぐやが上に乗り、私は正面を担当する予定です。

ちなみにD組の人数が足りなかったので、吾琥叙たちのグループはD組の一員として戦うことになっています。



上に乗る人は、運動靴を脱がなければいけませんが……。

……おっと！吾琥叙の靴がセコム1の近くに落ちました！

「嗚呼。芳しいアンモニアのようなかおりで鼻がもげそうだ。」

セコムの言葉を翻訳すると、「とっても臭い」ってことだよね……。

おつかれ。




では、全てのグループの準備ができたところで試合開始です！！

ここまでの実況は、私、芽依がお届けしました。




私たちのグループは、まず吾琥叙のグループを倒してから他のグループを倒す予定である。

吾琥叙のグループはカオスなアンモニアオーラを放っているのですぐに見つけられた。

向こうもこっちに気付く。

「かぐや、覚悟〜！！！」

そう言う吾琥叙は、私達から10mほど離れた場所にいる。

普通、とどめをさす時に言うセリフだと思うのだが……。

そういや最近、吾琥叙のヘイトが主にかぐやに向いている気がする。

何やともあれ私の友達を傷つけるのは絶対に許さないぞ！




私達は吾琥叙へと近づいていった。

「自らこっちに進んでくるとはなんと愚かな。」

私達は吾琥叙の煽りにも屈しない。

「愚かなのはお前だ！」

かぐやの決め台詞がとてもかっこいい。

「うわ〜ん。かぐやちゃんが〜」

だが、吾琥叙の噓泣きで台無しである。

「吾琥叙様にそんな口をきくなんて！」

そういや吾琥叙のセコムもいるんだっけ。

「吾琥叙、覚悟しろ！！！」

再びかぐやのかっこいい台詞、再来である。

そしてかぐやは勢いよく吾琥叙の帽子を取った。

ちなみに、わざと強めにとって吾琥叙の髪型を崩す作戦だ。

「いや〜ん♡負けちゃったわ〜♡」

吾琥叙の話し方は相変わらずクセが強すぎる。

可愛くもなんともないのでやめてもらいたい。




「吾琥叙様は負けてもお美しい。」

セコムが結構ガチのセコムな件について。

もはや「何でも肯定bot」じゃないか！




吾琥叙の豹変ぶりを見てシバきたくなったが、騎馬戦の途中だったのでやめておいた。

私、優しい！！

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