【七つの大罪】殺人鬼少女の正体は八人目の大罪人でした。〜殺人鬼少女の過去〜

44 殺人鬼少女と同じ過ち ページ10

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「は…早く皆のところにいかせてよ！！」


今みせられた中には、泣きながらベロニカを呼んでいるエリザベスもいた。


神「ん〜今は無理？」


「なんでよ！エリザベスやベロニカ達は？！」


神「ハァ…」


神は下を向いてため息をつく。


口が笑った。


神「またキミは同じ過ちを犯すのかい？」


「は…？」


神「安心しなよ〜ベロニカはもう死んだよ？」


何が安心しなよなのか


何が同じ過ちを犯すのかいなのか


ボクが知らない事、ばかりこいつは言う


神「どうしたの？僕を殺すの？」


「消えて」


神「ヤだ」


神「キミは…憶えていないようだね」


憶えていない？なにを？


自分がボクに生まれ変わった事を？


兄が消えた事を？


ボクの罪を？


なにを？


神「んー違うヨ！まーいいやぁ、此処から出したげるよ〜」


「なにそれ…」


さっきまでヤだとか言ってたくせに意味が分からない。


神「はいはいそぉれー」


その変な呪文とともに意識が遠のいた。

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