見てないところで！_Eightfoot ページ26
「あー、くそっ、いつまでたっても減りゃしねぇ｣
もしや湧いてきてるんじゃないか、と思うほど多い書類を片付ける。昨日、予想外に多く話してしまいできなかった分もあるために、いつもは出さない4本の触手も総動員していた。
「……Aに告白、つってもなァ｣
凝った肩をほぐすように伸びをしながら、昨日のことを思い出す。
「よう、ホック。……ちょっと相談があるんだが｣
「どうした？ いつもお悩み相談を受け付けているお前が逆に相談とは……。よほど困っているんだな｣
ああそうだ、とひとつ頷いて続けた。
「あいつ……Aに恋をした｣
この時のホックの顔は当分忘れないだろう。普段の凛々しい彼女とは余りにも掛け離れていたからな。
「おっ……、お前、気付いていなかったのか?!｣
「いや、まさか俺だとは思わなくてな……。ほら、ずっと一緒にいるとそういうのはないって言うだろ｣
だから、最初にアタックされたときは冗談かと思った。しかし、それからAの顔を見る度、以前とは気持ちが違うことに気付いたのだ。……そう、恋。人間や人魚の女が振り回されるそれを、俺がしたということだ。
それに気付いたのが今日なのだ、と言うと、はぁ〜、とため息をついて額に手を当てるホック。やれやれ、と首を振ったかと思ったら、ずいっとこっちに顔を近付けてきた。
「彼女、絶対落ち込んでるぞ。それも相当｣
「……だよなァ……。どうしたらいいかねェ｣
「それはお前が一番良く知っているだろう。単刀直入に告白！ これに限る。相手がこちらのことを好きかわからないというなら、そんな手は二の次だが、今回の場合、Aは確実にお前に好意を寄せているからな｣
いいか、告白だぞ。と念を押され、じゃあ解決したな、男ならがんばれよ、と半ば強引に部屋を出された(ちなみに今の会話はずっとホックの部屋の玄関で行っていた)。
ここまでが昨日起こったことだ。そして今、俺はあいつへの告白を考えつつ書類整理を続けていた。
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紫(プロフ) - 緋焔さん» もちろんです！！わざわざ返信ありがとうございます！ (2017年5月20日 23時) (
レス) id: a503537b5d (このIDを非表示/違反報告)
緋焔(プロフ) - 紫さん» 大好きなんて！嬉しいです!!これからも応援よろしくお願いします！ (2017年5月20日 23時) (レス) id: 384f0aa109 (このIDを非表示/違反報告)
紫(プロフ) - コメント失礼します！ 群れの会話の時のヌタウナギとか面白すぎますww大好きです！頑張ってくださいっ！ (2017年5月20日 23時) (レス) id: a503537b5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋焔 | 作成日時：2017年3月12日 1時
