まじかるパニック☆ (ページ3)

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始業ベルが鳴り皆が一斉にテストにとりかかる

テストということを除けば、退屈だが平和ないつも
通りの日常である

ふぁぁねっむ.........

昨夜はあまり寝ていない
というのも真面目にテスト勉強に取り組んでいた訳ではなく、新作ゲームに没頭していたからだ

テストは早々に解き終わり暇なのでえろめの妄想でもしようかと頬杖をつき窓の外にそれとなく、視線を写した

？
あれは…
校庭の前に気味の悪い、、ゴスロリ風？の少女が立
っていた

明らかに様子がおかしいけど、あたおかなコスプレ

イヤーかなんかか？

あぁ、何かゲジ先と揉めてんじゃん

ゲジ先と言うのはうちの学校の嫌われゲジ眉先生である

不審者対応がんばぁーふぁあ

小さく欠伸をこぼした次の瞬間

ボンッと遠くからでも分かるような鈍い爆発音とともに、ゲジ先の頭が爆発した

は？

なんだよ…あれ…

ヤバいだろ

これ現実だよね？

何が起きたの？

あまりの衝撃の出来事と、校門の前に飛び散る肉片に私は今朝食べたゆで卵を戻しそうになった

とにかく、、逃げよう
本能が逃げろと言ってる
でも、パニック起こしてまで周りにわざわざ言う余裕ない

『先生…お腹痛いんでトイレ行ってきます』

「確かに少し顔色が悪いようだな、テストは解き終わってるのか？」

私は小さく頷く
窓の外の〝ヤツ〟が視界の端に写り、体に悪寒が走る

ヤバいヤバいヤバいアレはヤバい

「それならいいぞ」

少し早歩きでロッカーにしまってある、運動靴を取りに行く
それを履きトイレへ向かう

一刻も早く逃げたい

逃げ出さないと恐怖で息が出来ない

私はトイレの窓枠に座りそのまま飛び降りる

3階ぐらいならまぁ、余裕

背の後ろの校舎からは、悲鳴が聞こえ始める
嫌な予感は当たってしまったようだ
アレはただの不審者ではなかった

友達や先生仲間を見捨てるのは心苦しいが、ここはもういつもの世界とは違う空気が流れてる気がする。
すぐ傍に死があるような感じかする
先生の頭は確かに爆破され、吹き飛んでいた
普通ではありえないことなのだ
あの気味が悪いゴスロリ少女も

これはヤバい

私は、足に力を入れ走り出した