5話 ページ6
「見てる分には面白ぇな」
「らぃ……ちゃ？」
「ラギーっスよ。ラ、ギー」
「れおなさは、ラギちゃの、おとも、ちですか？」
「そうっスよ〜！お友達っス！」
「かわいね、お耳」
「そうっスね〜！でもレオナさんの耳触ったら怒られるっスから、オレで我慢するっスよ」
「ふん……」
レオナさんは見かけによらず意外と子供好きなのか、少しだけ口角を上げていた。
結局授業も一緒に受けるハメになった。オレがトレイン先生に「理事長にこの子の面倒頼まれてるんスけど2年の授業に同席させていいんスか？」と確認を取ると、�爐匹Δ�1年の授業にもついていけていないから理事長の判断に任せる�瓩箸諒崚�が来て、あ、これトレイン先生もかなり扱いに困ってんだ、と察した。
トレイン先生を困らすなんてすげーっスよ、と隣のAくんを見やる。Aくんはルチウスくんに興味津々だ。いつ立ち上がってそちらに行くかと思っていたけれど、授業が終わるまでAくんは立ち上がらず大人しくじっとルチウスくんを見ていた。
つまんなかっただろうにじっとできて良い子っスねと頭を撫でてやると、頭を撫で返された。随分オレの耳が気に入ったみたいで何よりだ。
その夜。晩飯の後。
「おいラギー……サバナクローまで連れて来て、何か巻き込まれても知らねぇぞ」
「オレが連れて来たくて連れて来たんじゃないっスよ！オクタヴィネルに置いて来ようとしても着いて来ちゃうんス！」
「はは、随分懐かれたみてぇじゃねぇか」
レオナさんが欠伸をしながら動かしている尻尾にAくんの視線が揺られているけれど、飛び付いたりする気配はなくて。
「……なんか、この子すげーアホそう……ってか実際多分そうだと思うっスけど、意外と落ち着いてるんスよね。学園長から暴れるとか聞いたっスけど、今のとこ全然兆候無くって怖いくらいっス」
「まあ大人しい分には良いだろ……」
まあ確かに、とレオナさんの言葉に頷いて、Aくんの背中をぽんぽんと叩きオレの部屋に連れて行く。
「まぁAくん小さいし、ベッドも全然問題ないっスね」
「する、ラギちゃの、におい」
「もーっ！そう言うこと思っても言わねぇんっスよ！おらチビは寝た寝た！」
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功徳(プロフ) - オパールさん» ありがとうございます！よろしければ他の作品も読んでくださると好みに合うかもしれません🥰 (11月10日 20時) (
レス) id: e0d582f997 (このIDを非表示/違反報告)
オパール - とーっても…面白かったです！この作品を作ってくれて、ありがとうございます！ (11月10日 19時) (レス) @page42 id: e52a8096f8 (このIDを非表示/違反報告)
自分(プロフ) - 新.sinさん» 一気読みありがとうございます！これを気に入ってくださった方は私の別作品も気に入っていただけそうなのでおすすめさせていただいております……💕重ねてお読みいただきありがとうございました🥰🥰🥰 (2022年8月14日 16時) (レス) id: a1f82c8f4e (このIDを非表示/違反報告)
新.sin(プロフ) - 一気読みしてきました。私が占ツクで見てきた作品史上最も好き！！って思いました！！素敵な作品をありがとうございました！ (2022年8月14日 15時) (レス) @page42 id: 03f8c9269c (このIDを非表示/違反報告)
自分(プロフ) - 黒恋さん» わーーいありがとうございましたお疲れ様でした〜！！！本当にありがとうございます……💕💕💕嬉しい嬉しいなあ…… (2022年6月2日 18時) (レス) id: a1f82c8f4e (このIDを非表示/違反報告)
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