第18話:とある打ち止めの食事事情 ページ41
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窓際の席に腰を落ち着かせた一方通行は「これがメニューってやつなのね、ってミサカはミサカは意気揚々と開いてみたり」とはしゃぐ打ち止めの奥、駐車場を凝視していた。しかしどれだけ目を凝らしても目的の人物は見付けられず、「まァいいか」と探すのをやめた。注文を伺いに来たウェイトレスに適当な物を頼むと、あとは待つだけなのだが――。
「普通に注文取ったりお金払ったりするのね、ってミサカはミサカは関心してみたり。アナタの場合は店のドアをいきなり蹴破って食べる物を食べたらそのまま窓を破って悠々と食い逃げしそうなイメージがあったので、ってミサカはミサカは正直に言ってみたり」
「そンなことしたら後々面倒だろ。つうか何だそのイメージは。前から思ってたけど妹達って結構失礼な連中だよな」
「だから『
一方通行は少し考え、やめた。最強の超能力者である自分に楯突いてくる者がどうなるかなど考えるまでもない。幼い頃に向けられた憎悪と敵意が全ての答えだ。
「って言われてもなァ。立つ鳥跡を濁さず主義だし」
「あ、だからいつもお片付けしていくのね、ってミサカはミサカは納得してみたり」
「騒ぎを起こせば雪だるま式に膨らンで、学園都市で収拾がつかなくなったら外が絡む。外が絡めば最終的には核ミサイルの雨が降る。その後は人間としての生活が送れずに餓死していくだけだろ。だから騒ぎは起こしたくないって訳だ」
少し「イラッ」として誰かを殺してしまうかもしれない。それを火種にして、いずれ世界の全てを相手にしてしまうかもしれない。檻に放り込まれる前の出来事をきっかけに、一方通行は「何も残さない」という主義を徹底し始めた。元の性格がアレなので、感情の起伏を殺すなんて芸当が出来なかった故の逃げ道でもあるのだが。
「あ、きたきた同タイミング。まあ同じ物を頼んだんだから当然とも言えるけど、ってミサカはミサカはウェイトレスさんを指差してみたり」
「足りなかったらデザートでも頼め」
「いただきまーす、ってミサカはミサカはやってみたかった宣言を高らかにしてみたりー」
第18話裏:原作に無い展開とか心臓に悪い。→←第17話裏:飲食店の警備はザル。
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ムスカ(ﾊﾞﾙｽしないで)(プロフ) - 凄い面白いです！！原作に近いのに原作とは違うイレギュラー(一方通行ちゃん)の続きが気になります…!!応援してます！ (2017年7月20日 2時) (携帯から) (
レス) id: 73140b95f1 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - Σ(ﾟДﾟ)ｽｹﾞｪ!!面白かったです！頑張ってください (2017年5月17日 15時) (レス) id: 8490ef35d5 (このIDを非表示/違反報告)
ガルシア - 頑張ってください！ (2017年5月5日 16時) (レス) id: 980d9fadba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菊桜 | 作成日時：2017年4月27日 19時
