とりあえず、ゲロ（レベルヒロ）インに中指立ててみた。【青葉城西】

２２話っていうか自論 ページ22

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『まずこの世には言葉の中にも本気か冗談かがあるだろ。』

『今のは明らかに冗談。』


『そんなことも分かんねぇで今までよく生きてこれたなぁ』

『いじめられる要因の１つはそれだろうが。』


『自覚してねぇで何でいじめられるの、じゃねぇんだよ』

『まず自分の悪ぃとこ見つけろよ』


『なぁ。』


『泣いてねぇでこっち向けよ廣宮ァ。』



「ちょっ！！ストップしろ鶴永！！」

『花巻、先輩。』

『止めてくださって助かりました！！口から言葉が止まらないもんで☆』

今後はこれだけじゃ済まないと思うけどね♡

『涙でグッシャグシャ……きったねぇ顔だな……。』

ボソリと呟いたが、聞こえていたらしい。

及川は顔を真っ赤にしてこちらを睨み、口を開く。

『茹でだこみたぁい。ぷぷっ。鰹節のくせにタコ気取ってるんですかぁ〜？』

いや、口を開かれる前に煽ったけど。

「さっきから聞いてれば……！！」

「冗談であっても本気であってもさ、愛羅が俺に向けてくれた優しさじゃん！！」

「それをなんで無下にするわけ？！？！」

プチッ

『だからさぁ、その優しさが周りをイラつかせてんの！！』

『いじめられる原因を１つ教えてあげたんだから感謝してほしいレベルなの！！』


あぁ、練習時間、潰しちゃったな。

しかも理由がキャプテンとの喧嘩だなんて。


「それお節介ってこと気付かないワケ？！？！」


なんか冷めちゃった


『もうやーめた。』

『一ヶ月とか奢らなくていいんで。』


『入部、辞めマース』


気分屋の私を怒らせてしまうようなら、やめた方がいいと思うし。







とか、なんとかカッコつけて。

ホントは、廣宮みたいに、マネージャーなのに練習時間を潰すクズになりたくなかったから。

自分なりの身の引き方なんだよ。


だからね、






「逃げるんだァ？」








そんなに煽らないでくれますかァ…？



「鶴永の額、リアルに青筋が……」


私と及川さん、２人の顔が、青筋が見えるほどにキレ始めた時、




「おめぇら！！部活の時間なくなったじゃねぇか！！」



天罰…が、下った……。



『いっ！』

超痛い！！！けど！

「ぢょっど岩ぢゃん゛！いだいよ！！」

この人よりはマシだ！！

『うっわ、及川さん頭の上、ヤバイですね。うっわ、うっわぁ、』

「は？！お前女だからって手加減されちゃってさ！！見た目は女で中身はメスゴリラだろ！」


「もう１発いっとくか？」
『「ごめんなさい」』



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