＊発熱＊ ページ16
*
ｺﾝｺﾝ､
「A、大丈夫？」
『うわぁぁあああ！！！！！』
「お。」
ノックの音にびっくりしてドアの方を見ると、
響香ちゃんがマスクをして来てくれてた。
「あれ、轟いる。」
「あぁ。」
どうしよう。
どうしよう！？！？
私達付き合ったこと皆に言ってないよ！？！？
でも今付き合ったって言ったら絶対...き、キス
したことバレるじゃん。バレるじゃん！？！？
「...もしかして、あんたたち、」
『ふぇ、えっと、えっと...。』
「...。」
.
「アイス枕を冷やしに来ただけだ。」
『...ぇ、』
そう言った轟くんは、近くにあったアイス枕を
手に取って、パキパキとゆっくり冷やした。
...隠して、くれた。
「あー、なるほど。」
んじゃ、ゼリーとかこの辺に置いとくよー。
そう言い残して、響香ちゃんは部屋を出ていった。
ｶﾞﾁｬﾝ､
2人の空間に、扉の閉まった音だけが響く。
『...お礼、言えなかったな。』
「あぁ。」
『ゼリーと、アイスもある。』
「あぁ。」
『......っ、ねぇ、』
『隠して、くれたの？』
「あぁ、隠した。」
...正直、隠さず言うタイプだと思ってた。
ごめんね轟くん、轟くんも恥ずかしいよね...。
「Aが、言いたくなさそうだったからな。」
『...ふぇ、？ぁ、私、そんな顔してた？』
「してた。」
私のために、隠してくれたんだ。
...私の、ため、
『ぅあ、うれしぃ...。』
心がじんわりと温かくなる。
「よし、丁度いいんじゃないか。」
ほら、と、私の頬に冷やしたアイス枕を当てる。
...冷たい、気持ちいい。
私、轟くんに、温められて、冷やされて、
.
ちゅ
.
「...はっ、」
『ありがとう、大好き！』
轟くんに包まれてるみたいで、嬉しい。
「...んなかわいいこと、すんじゃねぇ。」
轟くんが、私の頬に手を添える。
...大きな手。
.
.
...私、轟くんの余裕ない目、結構好きだよ。
私しか見えてない、綺麗なオッドアイが好き。
.
.
頬に添えられた手に、
ひと回り小さい私の手を重ねた。
終わり
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アクリル絵の具(プロフ) - ﾓﾓﾁｬﾝさん» えぇ確かに...ど、どの辺にありますかそれ...。 (7月2日 12時) (
レス) id: 4f796f4a55 (このIDを非表示/違反報告)
アクリル絵の具(プロフ) - 美緒ちゃんさん» 梶さんと内山さんは危険です...。 (7月2日 12時) (レス) id: 4f796f4a55 (このIDを非表示/違反報告)
アクリル絵の具(プロフ) - 奏さん» なにそのシンプルな感想大好きありがとう。 (7月2日 12時) (レス) id: 4f796f4a55 (このIDを非表示/違反報告)
アクリル絵の具(プロフ) - 轟くん推し！もこあ。さん» 気に入っていただいてよかったです！！推しにでろでろに甘やかされたいですよね...！！(え) (7月2日 12時) (レス) id: 4f796f4a55 (このIDを非表示/違反報告)
アクリル絵の具(プロフ) - 沙喰弥☆かっちゃん推し！！さん» お久しぶりですー！！！もう激甘と言うかゲロ甘と言いますか。wコンプされてる方が貴重すぎて嬉し涙でるっ！！！ (7月2日 11時) (レス) id: 4f796f4a55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アクリル絵の具 | 作成日時：2021年8月12日 12時
