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01：汚された裁判 ページ2
今日の裁判は２つ。
１つ目は結婚詐欺にあったSARU氏と訴えられたレイザ氏。
２つ目は、脅迫と殺人未遂の被害にあったメイア氏とその夫ギリス氏。
その二人に訴えられたエイナム氏。
結婚詐欺の方はどうやらレイザ氏による金目当て。
もう１つの方は、金銭トラブル。
金、だ。
法廷の主である私、アルファはそんなことを思いながら１つ目の裁判を終わらす。
「判決を言い渡す。被告人レイザは無罪とする！」
「そんな・・・！こいつのせいで、僕の財産が消え失せかけたんだぞ！？」
「静粛に。それではこれにて閉廷！」
確かにおかしいのはわかっている。
決定的な証拠も見た。
しかし。レイザ氏は昨日の夜私に金を渡した。
それだけの理由だ。
エイナム氏からも受け取っている。
ーー
「被告人エイナム氏を無罪とする」
ザワザワ
「何故だ！妻はこの男に殺されかけたのだぞ！」
怒りの声。
「そんな・・・」
悲しみの声。
「当たり前だろ」
喜びの声。
全ての声が混ざりあう。
仕方ないだろ。私には金が必要だ。
そのためならば。
.
.
.
.
.
非道の鎚をふるいつづける。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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