パート5 ページ7
ゼロ「……誰だ。ここはどこだ。」
ゼロは起き上がり、デデデを睨みつけながら低い声でそう言いながら剣先を向けた。
デデデ「な、なんゾイなんゾイ!?」
エスカルゴン「ス、スージー!なんなんでゲスかこいつは!」
いきなり敵意を向けられる焦るデデデ。エスカルゴンは突然のことに動揺しつつ、スージーに説明を求めるが、肝心のスージーもなにやら驚愕の表情を浮かべていた。
スージー「そ…その者は我社の魔獣ではありません…!!」
デデデ&エスカルゴン「はあ!?」
デデデ「どういうことゾイ!!」
スージー「そ、それは…どうも不具合があったようで…」
エスカルゴン「不具合!?最先端技術が聞いて呆れるでゲス!!」
まさかの予想外の出来事に狼狽えるスージーに不満を叫ぶデデデとエスカルゴン。3人の口論を他所に、ゼロはなにやら考え込んでいた。
ゼロ「……(何が起きているんだ…?俺はあの時、大気圏の摩擦で燃え尽きたはず……それがなぜこんな所に…?)」
ゼロは困惑しつつ騒いでいる3人をちらりと見る。
ゼロ「…(あいつらが関係していると思ったが…あの感じはどうも違う…しかし、事情を聞こうにもこちらの話を聞ける様子じゃなさそうだ…なにより関わらない方がいい気がする)」
直感でそう感じたゼロは剣をしまうと、3人がこちらを見ていないことを確認して部屋を出た。
デデデ「とにかく!!返品を要求するゾイ!カーリングアフロゾイ!」
スージー「それを言うならクーリングオフです!しかし我社の魔獣ではありませんからどうすることも…」
エスカルゴン「あ!!陛下!!」
デデデ「なんゾイ!!」
エスカルゴン「あの男…何処かに消えたでゲス!」
デデデ「なんだと!?」
スージー「まあ!!」
一方、デデデ達の部屋から出たゼロを見かけた、ひとつの影があった。それは、青い球体にマントと仮面をつけた生命体…剣士、メタナイトだ。
メタナイト「…彼は…まさかっ…!!」
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ユアさん - 初コメ失礼します。この作品面白いです! (2023年4月23日 16時) (レス) @page10 id: ae68d762ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カガミ | 作成日時:2018年11月18日 21時