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華、十五 ページ16
伊吹。
そう呼び掛けたい気持ちを、Aはぐっと我慢した。もし声に出して呼んでしまったら、伊吹はもう元には戻らない気がしたから。
「これでは、平泉が松風に代わってクラスのトップになっただけだ。」
顔をしかめてそう言い、またちょっと笑う。
「まあ、平泉は松風より賢いから、僕をいじめるなんて馬鹿なことはしないと思うけどね。成績じゃなくって、処世術ってことだけど。」
Aはうなずく。それはその通りだ。
「で、これからどうするの?私には案がないから、伊吹に任せるよ?」
「ああ、任せて?」
そう言って笑った伊吹は、やはり、何かが歪んでいた。
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さやや - 続編おめでとうございます。とりあえず文章的なアドバイスですが、もう少し地の文を増やしてみるといいと思います。最後が"た"で終わる地の文が多いと寂しいので、現在進行形 "〜している"とか、体言止めとかで工夫するとgoodです! (・ω・)ノ (2017年5月4日 20時) (レス) id: 17a2646650 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朝霧透花 | 作成日時:2017年5月2日 21時