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バッグを持って車を出る。

眼下には雄大で穏やかな海が広がっている。



「おぉー、すげぇじゃん。やっぱり車ん中から見るとじゃ違うな。」
「だよね、凄くきれい。」


うっとりとしながら眺める。

「お前も少しは手伝えよー」
「はーい」


黒尾さんはパラソルやら何やらを持ってきてくれていたみたいだ。

ありがたい。


時刻は一時過ぎ、そろそろお腹も空いたから準備が終わったらお昼ご飯にしよう。


黒尾さんもお腹が空いていたのか、準備が終わるとお弁当箱を急いで探していた。


「あ、ごはん。持ってきてたんだ。」
「おう、頑張って作ってきた。」
「へぇーなんか意外、冷凍?」
「んな訳!全部ボクの手作りです。」
「うそ、私のより美味しそう。」


今日は私もお弁当を作ってきたけれど、正直美味しいとは言えない。

クックパッドを見ながらの料理は難しかった。
ばちばちと跳ねる油に少し半ギレしながらも、なんとか形にすることは出来た。

それも、仕方ない。
基本冷凍か、茹でるものか、など簡単なものしか日々の生活で作ったりしないからだ。
テンパって塩を大量に入れてしまった焦げた卵焼き。
ほうれんそうのゴマ和えなんてものを作ってみたは良いが、水分が染み出てしまってまわりがびしょびしょだ。


改めて考えると、ひどい弁当だ。
自分の女子力の無さに呆れる。

そして黒尾さんは料理の出来る人だという事実に驚く。


「お前の卵焼きもらいーっ!」
「あっ、ちょっとっ!」

ど、どうしよう。

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立花 - 腫れ物じゃなくて、このシチュなら壊れ物じゃないの (2020年3月16日 6時) (レス) id: 9b35e00014 (このIDを非表示/違反報告)
@でに(プロフ) - いつの間にか6500hit突破…ありがとうございます!というかアニメ4期の告知的なPV見ましたか!?ホントに宮侑くん顔が良すぎる……口角が上がりすぎて無事どっかに飛んでいきました。 (2019年12月27日 0時) (レス) id: 4e6a48575b (このIDを非表示/違反報告)
@でに(プロフ) - 5000hitありがとうございます。 (2019年10月20日 19時) (レス) id: 4e6a48575b (このIDを非表示/違反報告)
@でに(プロフ) - 順位更新ありがとうございます。 (2019年7月11日 19時) (レス) id: 4e6a48575b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:@でに | 作成日時:2019年4月5日 0時

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