私のママはベルモットです【名探偵コナン】

45 祖母 ページ45

「Aちゃーん！いったよーっ！」

「りょーかいっ！」

飛んできたサッカーボールをドリブルし、元太が守るゴールへ走る。

「A、パス！」

ボールを奪いにきた光彦をよけ、コナンにパス…したと思いきや、強く蹴りすぎて、コナンの頭上を通過する。


「「「あっ！！」」」

道行く人の足元に転がる。外国人、年配の女の人だ。


「…Diana's⁈(ダイアナさん⁈)」

コナンがそう言う。

ボールを拾い上げたのは、コナン達をロンドン に招待してくれた大富豪のおばあさん、ダイアナ・キングストン氏だったのだ。


「Child at that time!(あの時の子ね!)」

ダイアナさんはコナンににこやかにはなしかけた。


「I'd like to hear a little…(ちょっと聞きたいんだけど…)」

ここ知ってる？と地図を指差す。

Aのマンションの場所だ。

「No such for something here?(ここに何か用なの?)」

Aが聞くと、ダイアナさんは、そうなのよと頷く。

「No such place to visit the Vineyard's(ヴィンヤードさんを訪ねるところなの)」

「It's me and mom ...(私とママだけど…)」

Aが訝しげな顔をすると、ダイアナは笑みを浮かべた。

「Gonna my granddaughter, you(私の孫娘なのよ、貴方は)」

「…え？」

Aの目が点になった。

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