13 自分 ページ13
「いや、断るよ」
キッパリと言いきったAに、コナンは驚く。
「だって、ライに人にヒントを聞いてきた私は会う資格ないじゃん」
当たり前のことのように言いきったAと、ベルモットが重なる。
ベルモットは食えない女だが、逆にいえば自分がある女でもある。
「…そっか」
コナンはAが白だったことにどこか安堵しつつ、哀のもとへ戻った。
帰りの車の中にて。
「…よかったのか？ライのヒント、聞かなくて」
バーボンがAに尋ねる。
「自分で見つけたいのと、ライの見当はついてるんだ」
頭に沖矢昴を思い浮かべながら、Aはニッコリと笑う。
安室は何も言わず、「…そうか」と言い、ハンドルをきった。
Aはマンションの前で降りて、部屋に向かう。
「あら、おかえりA」
「ただいま、ママ…」
いろいろ疲れて眠そうなA。
「もう寝なさい。眠いのでしょう」
「…うん。goodNight」
Aはふにゃりと破顔して、ベッドにダイブする。
疲れても普通じゃなくても、Aは6歳の少女だ。
Aの天使のような寝顔を見ながら、ベルモットは思った。
(かわいい愛娘が辛い思いを味わうのはもうたくさんよ)
それに組織に尽くすの疲れちゃったわ-ベルモットに初めて、黒の組織を裏切ろうか-という思いが芽生えた。
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泉 - 久しぶりに来たら続きが更新されててうれしい🎵⤴️ (2023年1月5日 13時) (
レス) id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
泉 - ベルモットも人間 (2023年1月5日 13時) (レス) @page50 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
かのん - ベルモット大好きだから嬉しい❤️ (2022年1月22日 11時) (レス) @page48 id: 23ecb5b22b (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - 晴雫丸さん» それな！！ (2019年9月17日 21時) (レス) id: 14d9286bf4 (このIDを非表示/違反報告)
S･T(プロフ) - 皆の溺愛行動を見てると…自分がその場にいたら…『貴方達…何やってんですか(苦笑)』…って､思わず言いますねf(^^; (2017年12月27日 15時) (レス) id: fd942f87f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モノクロ猫 | 作成日時：2017年8月24日 23時
